鈴鹿8耐 ― 7月25日(金)

エルフがテクニカルサポートするTeam Tras 135HPより鈴鹿8耐初日の参戦報告が来ましたので、ご紹介させていただきます。


7月25日金曜日
いよいよ予選当日…
朝9時より、最後の調整チャンスになる2時間のフリー走行がある。
昨日の状況から路面温度を考慮してサスペンションセッティングを変更した。
リヤのブレーキ回りも耐久用に取り換え完全なる耐久仕様となった。


寺本からスタート
今回の目的は、予選でのタイムを出すためではない!!!
8時間を如何に走るか…つまり2分13秒〜14秒で周回できる車体を作ること。
寺本、Pedro、Choの三人が同じように走れる車体づくりだ。
2時間の中では難しいが、これも3カ国のライダーが今週鈴鹿に集まってきたのだから仕方は無い。今回の体験を来年以降に役立てたい。


しかし、57度という路面温度は今までの経験を全て使えない域になっている。
公開練習時から10度以上の差があり、外気温度も35度以上…ライダーは超人だ!!!
さて寺本が走る、マシンを変えるのではなく路面に合わせた走りをするがどうもしっくりこない。Pedroに交代するも昨日よりタイムは伸びない…どうも症状は同じようだ。


寺本とPedroで話をする…共に真剣だ!!!


今度はマシンのディメンションを変更する。突き出しの変更だ…
一旦New タイヤを履くが、セッティングを変えたのだから古いタイヤの方が違いがわかる!とアドバイスされ…もっともだ!!!中古タイヤに履きかえた。


姿勢を変えたことで大分乗りやすくなったようである、13〜14秒台で周回をして、Pedroに交代。Pedroも状況が同じようで15秒台で走行。わずか合計で20周も走っていないのに、さすがである。たぶんレース中に自己ベストを出すだろう…それが世界耐久ライダーだ。Choに交代するも、残りは10分しかない。淡々と自分の役割を果たすChoさん!!ありがとう。


ピットウォークも金曜日なのに沢山の人が来てくれている。


いよいよ、13時50分から予選がスタートする。
我々の予選はタイムアタックだけではなく、この30分間に8耐仕様のHP4に慣れる事だ。
世界耐久24時間ライダー2人が揃っている。この30分の勝負でなく8時間後にどこを走っているかが重要だ!!! 哲学者みたいだけど…武藤