2024 SUPER FORMULA 第4戦富士スピードウェイ、TGM Grand Prix、大津選手 14位、Juju選手 21位!

720日〜21日、富士スピードウェイにて、2024スーパーフォーミュラ選手権 4戦が開催されました。53号車にはJuju選手、55号車には第2回公式合同テストに引き続き、大津弘樹選手が乗車しました。

予選では、55号車は良いラップを刻めていたものの、ブレーキトラブルによってタイムを出し切ることができず、19番手となりました。53号車は、Juju選手が週末でしっかり習熟を重ね、順位こそ21番手となりましたが、20番手に約0.5秒差と迫るタイムを記録しました。

決勝では、55号車に起きていた様々なトラブルを解決し、大津選手が抜群のスタートを決めたことによって、一気に3台をオーバーテイクするなど、ポテンシャルの高さを見せました。戦略やピット作業なども功を奏し、予選から5番手アップの14位でレースを終えました。53号車は21位となりましたが、Juju選手は、スタートから順調にラップを重ね、スーパーフォーミュラでのロングランの経験が少ない中、他車に劣らないタイムで走り切ることができました。

Juju選手のコメント

「今週末は良い流れで来ていたと思います。決勝ではピットストップで少しタイムロスがあったのと、トップ車両に抜かれる時に上手くタイミングが掴めず、そこでもロスしてしまったので、『次戦からはこうしよう』という学びになりました。モータースポーツは、自分ひとりで走っているわけではなく、チームで行うスポーツですので、自分も含めて誰かがミスをすることもあります。ミスが起きるのは仕方がないことですし、今日はその状況の中で、自分のベストを尽くして走ることができたと思います。内容を見ると今日のレースは地味だったかもしれませんが、今までのレースの中で自分のやるべきことをしっかりできたかなと思いますし、自分自身もすごく良いレースができたと自信になりました」

 

大津弘樹選手のコメント

「決勝の朝には、前日まで抱えていたブレーキなどの問題が解決したのですが、またフリー走行でエンジンと電気系のトラブルが出てしまって、あまり満足に車両の状態を確認できないまま決勝を迎えました。ただ、その中でもレースでは他車と遜色なく走れましたし、55号車の方がさらに良い走りができていたシーンもあり、テストから決勝までにマシンのポテンシャルはかなり上がったのではないかと感じています。次戦は自分が走れるかどうかは分かりませんが、『もし走れる機会があればこうしたい』という課題も色々見えたので、また乗ることができれば、さらにワンステップ上げられると思います。まずはワンレース走り切ることができたので、この機会を与えてくださった皆様には本当に感謝しています」

 

池田和広代表のコメント

「なかなか上手くいかない部分の多い難しい週末となりました。ただ、53号車の方は比較的順調で、ドライバーもセッティングも結果も、今できるベストに近い形でレースを終えることができました。Juju選手もここまで経験を重ねてきて、第4戦でさらに進化したことを証明できたのではないかと思います。55号車は、第2回公式合同テストまで順調だったので、この流れで第4戦もと思ったのですが、走り始めたら様々なトラブルが出てしまいました。決勝前にようやくマシンが正常な状態になったので、理想を言えばもっと前進した状態で戦いたかったです。次戦までまだ1ヶ月ありますので、もう一度チームで全体を見直して、パフォーマンスアップに繋げたいと思います。応援に駆けつけてくださった皆様には本当に感謝しています。大変暑い中ありがとうございました。」

 

第5戦は、8月24日(土)〜25日(日)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1)で開催されます。