18ガレージより全日本ロードレース選手権第7戦オートポリスの参戦レポートが届きましたのでご紹介します。
2012 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
九州モーターサイクルフェスタ2012 in オートポリス
大分県・オートポリス
天候:9月8日(土)曇り路面:ドライ
9日(日)晴れ路面:ドライ
観客動員数(土・日合計):17,890人
J-GP3
#16 亀井雄大 予選:11番手(タイム 1分秒59秒307)決勝:DNF
#99 中本貴也 予選:30番手(タイム 2分01秒594)決勝:20位
阿蘇の雄大な大自然の中にあるアップダウンがあり、テクニカルなサーキット、大分県・オートポリスで行われた第7戦。今年は、レースウイークに事前テストが行われることになり、水曜日から走行を開始した。
SUGOから実質、1週間しかインターバルがなかったためマシンは、亀井の方をアップデート。確実にポテンシャルアップを果たしたのだが、エンジンに負担がかかったのか、金曜日までに2機のエンジンにトラブルが発生してしまう。このため急遽HRCさんの協力でエンジンをそろえることができ何とか公式予選までにエンジンを積み替えることができていた。
9時30分から40分1セッションで行われた公式予選。亀井は金曜日に走れなかったこともあり、足回りのセットアップを進めながら、セッション終盤にタイムアタックし、11番手につけた。一方、マシンのアップデートがなかった中本は、30番手と不本意なグリッドになってしまった。
亀井は、少ない時間の中、過去のデータを生かし、決勝日朝のウォームアップでさらにマシンセットを詰め6番手タイムをマーク。決勝に向けて手応えを感じていたのだが…。
14周で争われた決勝レース。亀井は、4列目から好スタートを切ったが、直後の3コーナーで他車と接触し転倒、再スタートはできず、そのまま悔しいリタイアとなってしまう。一方、中本は、オープニングラップを19番手と大幅にポジションを上げて戻ってくる。その後も予選を上回るタイムをマークしながら周回。最終ラップに1つポジションを落とすが20位でゴールし、ポイントを獲得した。
#16 亀井雄大
「オープニングラップから2周目が勝負だと気合いを入れていったのですが、攻めすぎてしまいました。トラブルもあって予選まで、あまりドライで走れていませんでしたが、SUGOまでのセットが生きていたので、決勝で前についていきたかったのですが…。マシンは確実に速くなっていますので、岡山では、事前テストからしっかりマシンをセットして、トップ争いに絡んでいきたいと思っています」
#99 中本貴也
「事前テストからなかなかタイムを出せず、いろいろセッティングを試したのですが、うまくいきませんでした。結局、予選でもタイムを出せず後方グリッドに沈んでしまったのが、前のグループで走れなかった要因ですね。マシン的にハンディがあるのは、最初から分かっていることですし、その中で前に出られるようにレースをしないといけませんね。
次回は、テストからしっかりタイムを出してマシンを仕上げてレースに臨みたいですね」
監督 小谷田欽章
「マシンをアップデートして持ってきたのですが、2機エンジンを壊してしまい、あまり走行できない状況でした。当然、セッティングも詰め切れないまま決勝を迎えてしまっていましたが、今までのデータを生かして、ある程度戦えると思っていました。亀井はアクシデントで転倒という結果になってしまいましたが、予選でもっと前に並べていれば、その場所にいなかったはずです。今回は歯車の合わないレースになってしまいました。ただ、安定した速さが身についてきたことも確認できました。中本は、マシンのアップデートができなかったので、今回は厳しいレースになりましたね。次回は、亀井と同じ仕様になる予定なので、2人とも一歩レベルアップしたレースができるように頑張ります」
次回のレース第8戦岡山国際サーキット(10月6日・7日)となります。