アジアロードレース選手権 第5戦 中国大会、藤原克昭選手、チャンピオン獲得!!ポールトゥダブルウィン!

■ 2011年 アジアロードレース選手権 第5戦 中国大会
スーパースポーツ 600cc
■ 開催日:2011年10月16日(日)
■ サーキット名:珠海サーキット(4.304 km)


10月16日、決勝当日は曇天で迎え、朝のウォームアップで1分37秒821をマークした藤原は周囲に好調をアピール、ライバルたちも予選タイムを上回るライダーが続出し、白熱した戦いが期待されます。


レース1は徐々に雲が切れ晴れ間が出たコンディションで行われました。
序盤はポールポジションから好スタートを決めた藤原を先頭にH・S・アブダラ(ヤマハ)、A・ S カマルザマン(ホンダ)がトップグループを形成、レースをリードします。ここから藤原、アブダラが抜け出し、3位争いは今大会好調のF・バハルディン、後方から追い上げてきたZ・ババ(ヤマハ)が激しいバトルを展開しました。終盤にさしかかると藤原が徐々にアブダラを引き離し、そのままトップでチェッカーを受けました。


今季3度目のダブルウィンとタイトル獲得の可能性が出たレース2は日差しが強まった15:40からスタートしました。
藤原のタイトル獲得を阻止するべく、好スタートを決めた藤原をアジアの強豪達が追走します。藤原以下、レース1で驚異の追い上げを見せたババ、アブダラ、C・ポラマイ(ヤマハ)、タイトル獲得の可能性を残したいカマルザマンがトップグループを形成、レース1以上に激しい戦いが展開されました。まず6周目の1コーナーで勢いに乗るババが藤原の前に出て、藤原もそのまま先行を許すまじと追走、10周目の1コーナーで再びトップを奪取。その後方では4人のライダーが激しく順位を入れ替えながらも藤原への追撃の手を緩めません。3度目のダブルウィンを達成すべく全力を振り絞りチェッカーに向かって邁進する藤原だが、最終ラップの最終コーナーでポラマイが藤原のイン側に車体をねじ込んできました。しかし、藤原はそれを許さず立ち上がりでポラマイをかわしトップでフィニッシュ。ダブルウィンを達成するとともにタイトル争いをしてきたカマルザマンが4位でフィニッシュしたため、アジア選手権初参戦にしてチャンピオンを獲得しました。






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