2011年 スーパーバイク世界選手権 第13戦 ポルトガル大会
2011年10月16日(日)
ポルティマオ・サーキット(4.445 km)
2011年の最終戦となる第13戦ポルトガル大会の決勝が16日に、ポルティマオで開催されました。青空が広がる絶好のコンディション。気温も30℃前後まで上昇し、最終戦に相応しい熱戦が繰り広げられました。
今季、シーズン終盤戦にかけて着実に新型Ninja ZX-10Rのパフォーマンスを引き出してきたラスコルツとサイクスも、気合充分で最終戦に臨みました。
ラスコルツにとって、ポルティマオは2009年に初めてスーパーバイクのテストを行った思い出のサーキット。この大会を楽しみにしていたラスコルツは、予選7番手から第1レースでは今季ベストタイの5位。第2レースも激しい戦いの中で8位フィニッシュ。予選では2列目までに並ぶこと、決勝は5位以内が最終戦の目標でしたが、その2つを見事に達成する大会となり、納得の表情でした。
今年のラスコルツは、シーズン序盤はソフトタイヤでタイムを出すも、レースタイヤのマネージメントに苦みました。中盤から後半は、レースタイヤで安定したアベレージを刻むことが出来るようになり、着実にリザルトを上げることに成功。上々の内容で1年目のシーズンを終えたラスコルツ。2年目の来季は、さらに大きな成長が期待されます。
サイクスは、最終戦で今季2回目の表彰台と優勝を狙いましたが、エンジンブレーキの調整などに戸惑って予選は10位。決勝も完璧な状態ではなく、苦しい戦いを強いられました。第1レースはオープニングラップ6番手とまずまずのスタートを切るも、オーバーランで順位を落とし追い上げの展開となり8位フィニッシュ。第2レースはマシントラブルでリタイヤに終わりました。
今シーズンのサイクスは、第6戦サンマリノ大会でポールポジションを獲得するなど3回のフロントローを獲得。決勝では第10戦ドイツ大会で初優勝を達成、新型Ninja ZX-10Rのポテンシャルを見事に発揮して大きな注目を集めました。今年はマシンのセットアップを行いながら着実にパフォーマンスを引き出し、来季のさらなる活躍に期待をつなぐシーズンでした。また、バーミューレンは怪我の治療のために今大会も欠場しました。
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