Teamスガイ、全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 レポート


2012年シーズンもいよいよ最終ラウンド。最終戦モータースポーツの聖地、鈴鹿サーキットで行われた。
ここ数年の決勝日は雨のレースとなっており、今年も天候が懸念されたが、予想通りの天教不順で決勝レースは タイムスケジュールにも影響を与えるほどの豪雨となり、難しいレースコンディションとなった。 最終戦は、JSBのみが2ヒートで行われた。


この1年間、全レースを無事に終えることができたのは、支えてくださった皆様のおかげです。
心より御礼申し上げますと共に、今後ともよろしくお願い申し上げます。


須貝 義行 / 出走クラス:JSB1000 / ゼッケン 8


予選 晴れ ドライ
ノックアウト予選
 Q1 18位 ベストラップ 2′11″211(12/12)
 Q2 16位 ベストラップ 2′10″905(7/7)


決勝グリッド
 RACE1 18番グリッド(Q1の結果で決定される)
 RACE2 16番グリッド(Q2の結果で決定される)


決勝
 RACE 1 雨 ウェット
 ベストラップ 2′29″922 12位フィニッシュ
 RACE 2 雨 ウェット
 ベストラップ 2′23″755 8位フィニッシュ
 2012年シーズンポイントランキング: JSB1000 チーム 7 位 / ライダー 6 位


深津 拓真 / 出走クラス:ST600 / ゼッケン 32


予選 晴れ ドライ
 計時予選
  ベストラップ 2′15″953(2/11) 23番手
 総合 23番グリッドからのスタート

決勝 雨 ウェット リタイア(0周)

 2012年シーズンポイントランキング: ST600 チーム 19 位 / ライダー 39 位


ライダーからのコメント:須貝 義行


【公式練習】
終戦は事前テストがなかったので、木曜日からのレースウィークとなっていた。 4月の鈴鹿ラウンドでは、ベストタイムが2分10秒4を記録していたので、今回の目標は 8秒から9秒台というタイムを想定して臨んだ。 エンジンはいつもの調子を維持しており、細かい調整にも手応えがあった。 しかし、車体のまとまりは今一つで、後半戦のSUGOラウンドから変更をしたサスペンションの仕様の せいか、それともフレームの剛性なのか、決め手を欠くままに予選を迎えてしまった。


【予選】
結局、昨日までの原因を究明できないまま予選は終了した。2分10秒台は記録でき、 予選で記録をしたタイムとしてはベストタイムである。 我々としては決して不調と言うわけではないのだが、最終戦だけに周囲もレベルアップをしており、16番手で終了した。


【決勝】
今回は午前と午後で2ヒートのレース。天気予報通り、雨のレースとなった。


RACE 1(1ヒート)
これまで、1098Rでの雨のレースはいいところがなかった。 今回も、あれこれと考えてウェットでのセッティングを試してみたが、決定打は打てずじまい。 レースの後半は雨量も多く、ストレートでもホイルスピンの連続。サインエリアで見守るスタッフが 「クラッチが滑っているのかと思った」程の状況で、完走をするのがやっと。12位でゴールとなった。


RACE 2(2ヒート)
1ヒート目の状況をブリヂストンに相談。 これまで、車体セッティングの変更では一向に向上出来なかったウェットコンディションでの惨状から、 2ヒートで使用するレインタイヤを変更。ぶっつけ本番ではあるが、期待をもって臨んだ。


そして、タイヤは期待通りの性能を発揮し、これまでとはまるで違うレースになった。 抜群のスタートに始まり、レース序盤でのペースアップを果たし、いきなり9番手にジャンプアップ。 レース中のベストタイムは1ヒート目よりも約6秒も向上し、8位でのゴールとなった。


これまではウェットコンディションでの車体セッティングに散々悩まされてきたが、 原因はタイヤとのマッチングだった事が判明。
結果の向上と、ウェットでの不調原因の判明、シーズン最後はとても収穫の多いレースとなった。


今シーズンは全戦でポイントを獲得し、最終的にライダーランキングは6位(5位と同ポイント)で終了。 現状では、これ以上はない順位と思っています。 1098RでJSB1000クラスに参戦を開始して4年目。ランキング上で周囲のチームを見渡せば、 スペアマシンや数々のパーツ、一見してわかるレースへのコスト等、体制の違いは大きく、 我々は完全に小さい状況ではあります。
しかし、知恵と工夫で毎年着実に結果を向上することができております。 これは、皆様の暖かいご支援と、チームが一丸となって向上を目指した結果です。 心より御礼申し上げます。




2012年シーズン、ご支援、ご声援をありがとうございました。
今後とも皆様の応援よろしくお願い申し上げます。
TEAM SUGAI RACING JAPAN


詳細レポートはこちら
R9_SUGAI_Suzuka.pdf 直