鈴鹿8時間耐久ロードレース

Kawasaki Team Green 2位表彰台獲得!!


11時過ぎで28℃。曇天の鈴鹿サーキット8耐らしくない涼しさとなりましたが、レースは白熱。最終スティントまで息をもつかせぬ熱戦となりました。
3番グリッドからスタートし、ホールショットを奪った最高の立ち上がりとなったレオンハスラム選手はトップグループでレースを展開。セーフティーカーでライダー交代のタイミングがずれたものの、渡辺選手の懸命の走行でポジションをキープ。その後ライバルたちがアクシデントやトラブルでペースを崩す中、レオンハスラム選手と渡辺選手は2分10秒台のアベレージで表彰台権を狙えるポジションに位置したまま後半へ。アズラン選手は緊急時のリザーブ選手としていつでも飛び出せる体制でピット内に待機していました。



3位になったTeamGREENは、残り1時間となったラストスティントをレオンハスラム選手がそのままライディング。驚異の5スティント走行で猛プッシュ。すると残り20分で2位走行のチームにアクシデントが発生。それを機に一気に逆転すると半周近くのアドバンテージを築いたまま2位でチェッカーを受けました。優勝こそ逃しましたが、2年連続の2位表彰台。しかもトップと同一周回数の216周を記録したのはTeamGREENだけ、来シーズンこそ、トップでチェッカーを受けたいと思います。応援ありがとうございました。



レオン・ハスラム選手のコメント(表彰台)
『アズラン、渡辺両選手をはじめチームのみんなに感謝しています。ありがとう。』
(レオン選手は脱水症状治療のため記者会見を欠席しました)



アズラン選手のコメント
『みなさんのおかげで表彰台にのぼることができました。Kawasaki、TeamGREEN、レースに係った人全員に感謝しています。決勝レースでは走行の機会がありませんでしたが、来年もう一度チャンスをもらえるなら、ぜひ決勝レースを走りたいです。』



渡辺一馬選手のコメント
『8時間はあっという間でしたね。序盤のセーフティーカーでペースが乱れたけど、自分たちのレース展開をキープ。トップグループのアクシデントも多い中、表彰台圏内での競り合いが続き、緊張したまま時間が淡々と過ぎていったような気がします。前車とのギャップが広がらないようにハイペースをキープしつつ、後続へのアドバンテージを広げる。キツイけど、その緊張感がよかったのかな。最終のダブルスティントでレオンが2位に浮上したときも気を引き締めていました。結果、Kawasakiでの初のチャレンジで2位表彰台。優勝は逃しましたが、素直によろこんでいます。頑張ったもん、僕も!!』



夕暮れ時にグリーンに染まったグランドスタンド、観客席からの応援はきっとレオン選手に届いていたと思います。皆様と気持ちをひとつにして、8耐を完走できたことを誇りに思います。
また来年も鈴鹿でお会いしましょう!



〜追記〜
レオン選手からコメントが届きました
『事前テストの段階からファンタスティックな流れのままレースウィークに突入、メカニックもスタッフ達も昨年の経験をベースにいい仕事をしてくれました。トップ10トライアルではポールを奪えなかったけど、決勝レースには全く影響ないポジションに着くことができた。決勝もとてもいいスタートを切れたし、序盤はトップグループでレースを展開。途中、周回遅れに悩まされたスティントもありました。キツかったのはライトオンしてからのダブルスティントかな。合計5スティント・5時間の走行は記憶にないぐらい厳しかった。来年があるならもう2位はいらないね。優勝だよ!』