「2011 モンゴルラリー(RALLY MONGOLIA)」、チームジオランダー、塙郁夫選手、AUTO部門で総合優勝!



チームジオランダー、塙郁夫選手より「2011 モンゴルラリー(RALLY MONGOLIA)」の参戦レポートが届きましたので、ご紹介します。




8月7〜16日に渡り、モンゴル国にて開催された「2011 RALLY MONGOLIA」において、AUTO部門総合優勝、並びに、MOTO&AUTO総合2位を獲得、昨日、無事帰国した事をご報告させて頂きます。


今年は、3月の大地震の影響や、日本=放射能汚染? の風評被害、そして円高の影響などから、ヨーロッパ各国等、常連の大量キャンセルが有りましたが、新たに韓国チームの参戦等も有り、MOTO部門37台、AUTO部門22台が出走しました。


特にAUTO部門は、地元モンゴル勢の著しい進化にはただ驚くばかり。アメリカから
本物のBajaマシンを購入したり、最新の車に最先端のパーツを組みつけたラリーカーが急増。ドライバーのレベルもアップしており、スタート前から激戦が予想されました。


そんな中、我々のマシンは、「製作・整備・維持が容易な入門用プロト」をコンセ
プトとしたパジェロ・EVO。パワートレインからサスペンションなど、主要部品はあえてノーマルのままとしたマシンだけに、ハイパワーを誇る地元勢マシンにはちょっと不利な面は有りましたが、そこはトータルバランスと経験でカバー。初日のスタート直後に40分もの大ミスコースで大きく出遅れる物の、2日目からは総合トップタイムを連取。特に3日目はリバーススタートで最後尾からのスタートながら、全車を抜いての総合トップでゴール、廻りを驚かせました。


しかし、4日目の後半から粗悪ガソリンによるインジェクターの詰まりが発生し、
大幅にパワーダウン。毎日ピットで分解清掃を繰り返すも完治せず、苦戦を強いられましが何とかAUTO部門で総合優勝を獲得する事が出来ました。また誰もが不可能と考えていた、MOTO&AUTO総合優勝もあと少しの所で逃してしまいましたが、確実な手ごたえを感じる事が出来ました。


とにかく、モンゴルの自動車産業、文化の急激な発展に驚く大会でしたが、これからも「JAPAN パワー」をアピール出来る様、頑張りたいと思いますので、引き続きご支援・ご協力をお願い致します。










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