2018 Team 郄武 RSC サポートライダー レースレポート

第4戦 SUPERBIKERACE in SUGO(6月16・17日)



<公式予選 35分> 天候:くもり ・ コースコンディション:ドライ


作本輝介(21) / 岩戸亮介(20):J-GP2 クラス


今にも雨が降りだしそうな曇り空、厚い雲に覆われたコース上は気温 14℃、路面温度 19℃というコンディション。前日のフリー走行がウェットだったため事前テストのセットそのままで予選に臨みます。
しかし大きく温度が下がった路面の影響か序盤はペースが上がりません。2 名とも 1 回ピットインして少しでもリヤのトラクションを得ようと小さなセット変更を行い終盤に向けて小幅ながらタイムを短縮していき ます。そして岩戸 2 番手で迎えた最終ラップ、セクター1〜3 で区間ベストに届かず逆転は厳しいかと思われましたがセクター4 で巻き返し、僅差ながら昨年に続くポールポジション獲得となりました。
作本は低温の路面に翻弄され、一時は 4 番手まで浮上しましたが自己ベストに届かず 6 番手で予選を終えました。天候不順により事前テストを通じて新品タイヤで走る機会が少なかったため、予選を 1 セットで走り切ったことが決勝レースを想定したロングランになりました。



順位 No. ライダー エンジン/シャーシ Team GAP BEST TIME
1 4 岩戸亮介 HONDA / MD600 Team 郄 武 RSC - 1’30.421
2 7 石塚 健 KAWASAKI /ZX-6R will-raise racingRS-ITOH 0.087 1'30.508
             
6 16 作本輝介 HONDA / MD600 Team 郄 武 RSC 0.954 1’31.375



<決勝 20LAP> 天候:くもり ・ コースコンディション:ドライ


気温:17.3℃、路面温度:28℃


雨は降らない予報ながらも曇り空の決勝当日、前日よりは幾分気温が上がり、薄くなった雲の隙間から はほんの少しだけ日差しが感じられ、路面温度も徐々に上がっていきました。
迎えた決勝、PP からスタートした岩戸はホールショットを決め、3 コーナー立ち上がりではすでに後続を若干引き離します。コーナーごとに開いていく差は予想外の展開となり 2 ラップを終えた時点で 2 番手との差は 4 秒、3 ラップ目に入った岩戸はさらにペースを上げセクター1〜3 を区間ベストのペースで通過、コースレコードかと思われましたがそのラップに多重クラッシュが発生し赤旗中断、作本も好スタートを切って 2 番手争いを繰り広げていましたがレースは振り出しに戻されました。
13 ラップに減算された第 2 レースはスタートから第 1 レース同様岩戸がリードしますが、2 番手を走る作
本のペースが急激に上がりその差は 2 ラップ目の 1.5 秒を最大として、4 ラップ目 1.0 秒、6 ラップ目 0.6 秒、7 ラップ目には 0.3 秒となり、2 名の一騎打ちが始まるかと思われました。しかし 8 ラップ目、作本は
S 字立ち上がりでマシンが振られコースアウト、エスケープゾーンの中で転倒してしまいエンジンはかかりましたがハンドル周りの損傷が大きくそのままリタイヤとなりました。
作本転倒後も岩戸はハイペースで周回を重ねそのままチェッカー、得意とする SUGO で GP2 クラス初優勝を獲得することができました。
また転倒した作本が 6 ラップ目に記録したタイムはコースレコードとなりました。














順位 No. ライダー エンジン/シャーシ Team GAP BEST TIME
1
4 岩戸亮介 HONDA / MD600 Team 郄 武 RSC - R 1’29.996
2 44 関口 太郎 HONDA / HP6 SOX Team TARO PLUSONE 3.832 R 1'29.999
             
DNF 16 作本輝介 HONDA / MD600 Team 郄 武 RSC 6 LAP
R 1’29.923