エンジンを静かに、滑らかにするオイル



齢を経るに従って新車の頃のエンジンの静かさや滑らかさが失われてくるのは、避けようの無いことでしょう。車検を何回か迎える頃になると、新車の頃に比べ、エンジン音がガサツになったように感じたり、アイドリングがバランスを欠いているように感じることがあります。そんなクルマに最適なフォーミュレーションのオイルをご紹介します。
一般的にエンジン内部の摩擦を減らす(主に動弁系部分で効果的とされています)役割を持った添加剤を摩擦軽減剤と呼びます。この摩擦軽減剤(フリクション・モディファイヤー、FMともいいます)にもいろいろな種類がありますが、エルフが選んだのは、モリグラファイトと呼ばれる、固体潤滑剤系のFMでした。普通このような固体潤滑剤はベースオイルに溶けず、また油中に均等に分散させることが難しく、沈殿してしまうものです。エルフでは、モリグラファイトという素材そのものを改良すること、つまりより微小化すること、そして油中に分散し、それを維持し続けるための添加剤を開発、この固体潤滑剤を実用・有用化することに成功しました。
モリグラファイトというFMの優れたところは、摩擦を軽減するのは当然として、①熱に対して、強いということ。②化学的に安定して、他の化学物質との化学反応を起こしにくい(つまり、性能劣化が少ない)、ということがあげられます。そして他のFMに無い特長として、金属接触の場所に作用し、ちょうど重ねたトランプがそれぞれ滑るように動き、それが緩衝材のように働き、ノイズを減らすというもの。ちょっとくたびれてきて、ノイズが大きくなってきたなあというようなエンジンに、まさにぴったりといえるテクノロジーです。なお、微細な分子なので、オイルフィルターを目詰まりさせることもありません。
このエルフ独自のテクノロジーを採用したオイルは、”ELF MOLYGRAPHITE ALLEZ 10W40(エルフ モリグラファイト アレ)”と”ELF MOLYGRAPHITE ALLEZ ECO 5W30(エルフ モリグラファイト アレ エコ)”のふたつがあります。




日本クラシックカー会報誌「オイル・色々ばなし−16」(当社営業部長寄稿)より





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