アジアロードレース選手権最終戦 12月3日レースレポート

2023年 FIM アジアロードレース選手権
第6戦チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)
開催日: 2023年12月1日(金)~3日(日)

【ASB1000/AP25: 決勝レース2】
2023年12月3日 天候:晴れ コースコンディション:ドライ

12月3日はウォームアップ走行と、2023シーズンラストの戦いとなるレース2が行われた。
この時期のタイは乾季で湿気はないものの、それでも日中の気温は30度越えとなる。金曜、土曜と気温は31度ほどだったが、日曜は日差しが強く、風も弱いことから、手持ちの温度計で34度まで上がり、路面温度も40度近くまで上昇した。

AP250の石井千優は、昨日までのタイムをさらに上げて上位へ食い込もうと、朝のウォームアップから積極的に走り込んでいく。1分54秒824をマークし、まだ気温が上がりきらない午前9時台のコンディションの中では順調にタイムを上げていくことが出来た。
10周のレース2がスタートし、まずまずの飛び出しを見せ、前のグループに付いていこうと積極的にペースアップする石井。2周目に1分54秒640、3周目1分54秒319と1分54秒台でラップし、前に追いつこうとトライするが、なかなかその差は縮まらない。4周目に1分55秒台のラップタイムに落ちるが、それでも懸命に1分55秒台前半でキープし、18位でゴールした。

ASB1000のチームクルーは12月3日のレース1後、さらにマシンのセットアップを進めるために夜遅くまでサーキットに残り、作業を続けることとなった。それに応えるべく國井勇輝はウォームアップ走行で5番手となる1分36秒600をマークし、レース2に臨んだ。
13周で行われたレース2のスタートで、國井はうまく飛び出すことに成功。トップグループに入ることが出来たが、3周目の4コーナーでオーバーランをしてしまい、ここで上位と離れてしまった。それでもトライを続け1分36秒中盤でラップし、ラストラップには1分36秒2と決勝レース用タイヤでの自己ベストタイムをマーク。手応えを感じながら前を追っていたものの、残り2周でコースにオイル漏れが発生しレースは赤旗終了、6位で終えた。