Thai Airways International JET SKI WORLD CUP 2018

Thai Airways International JET SKI WORLD CUP 2018

日時:2018年12月6日〜9日
場所:タイ王国 パタヤ ジョムティエンビーチ


PWCのワールドカップにおいて、
エルフサポートライダーの砂盃選手がワールドチャンピオンに!





エルフサポートライダー成績

PRO RUNABOUT GPクラス

1位 砂盃肇(#J87 マリンメカニック)
13位 生駒淳(#J1 YAMAHA WAVE RUNNER SINGHA THAILAND)


PRO SKI GRANDPRIXクラス

9位 竹野下正治(#J70 マリンメカニック)


PRO FREESTYLEクラス

2位 山本汰司(BUN FREESTYLE)


PRO-AM ENDURANCE OPENクラス

27位 生駒淳(#86 YAMAHA WAVE RUNNER SINGHA THAILAND)
36位 三上定裕(#J811 ACE JAPAN)


PRO-AM SKI MODIFIEDクラス

7位 藤井亮平(#J72 マリンメカニック)


PRO-AM RUNABOUT OPENクラス

2位 三上定裕(#J811 ACE JAPAN)


AMATEUR RUNABOUT 1100 STOCKクラス

25位 大岡嗣典(#J39 RACING FACTORY UNION)







PRO RUNABOUT GPクラス優勝 砂盃肇選手コメント

12月6~9日にタイのパタヤジェットスキーワールドカップが行われました。世界一大きい大会で賞金も大きいので毎年、王様のカップを獲りに世界各地からトップライダーが集まってきます。TeamマリンメカニックはProランナバウトGPクラスで全日本のJJSFシリーズ、アクアバイクシリーズとチャンピオンを獲り10月の中国での世界大会も2年連続で優勝して、ここで勝って本当の世界一になるという気持ちで挑みました。


 プロクラスのレースは土日で20〜30分の4ヒート、パタヤは海面も荒れるので過酷なレースです。チームは4日前から会場に入りマシンのセッティングやテストを夜明けから行い、メカニックたちは夜遅くまで整備をし、自分は決勝日にベストな状態にするためにトレーニングやストレッチ体調管理をして、チーム一丸となって万全の体制で挑みました。

 土曜日、ヒート1スタート。クジ引きでグリッドは大外。前日のセッティングではエンジンも良い状態だったのでスタートさえ決まればホールショット獲れると思い感覚を研ぎ澄ませてスタート。海面も荒れていたので波をうまくさばいて大外からアウトコースのホールショット!気合で走り1周目合流トップ。荒れた海面は得意なので落ち着いて走りそのまま1位でゴール。キングスカップで初のホールショット!そして初のトップフィニッシュ!帰ってくるとみんな優勝したように喜んでくれました。しかし、後半操安が悪かったので見てみると船体にひびがあり水がかなり入っていました。2ヒート目はその日の午後の最後のヒートなので修理が間に合うか心配でしたが“間に合わせるから心配するな!”と勇気づけてくれたので次のレースの事だけを集中しました。


 ヒート2 マシンも応急処置で何とか直り、ヒート1が1位だったのでインコース1番グリッドを選びスタート。スタートは決まったのですが前年の世界チャンプに外からブロックされ、行き場がなくなり、インコースの4番手、合流8番手。他のマシンと接触しないよう、これ以上船体にダメージを与えないように落ち着いて優しく走り、少しずつペースを上げていきゴールした時は3番手でした。1日目終了時点で総合2位。チャンスはまだまだあるので船体修理、エンジン整備を入念にしてもらい最終日に挑みました。

 日曜日、午前最後のヒート3。船体も復活しエンジンにも自信があったのでチームでミーティングして大外グリッドをチョイス。海面も荒れていたので波をさばいてアウトコースのホールショット!合流2番手。総合トップのライダーが1位でしたが、後半に勝負をしようとペースを考えながら走行していると5周目でトップが落水。こうなれば余裕の走りで逃げ切りトップフィニッシュ。2位との差が25ポイントで総合1位。あとはヒート4を6位でゴールすれば優勝。トラブルさえなければキングスカップGET!!


 最終日、最終レースヒート4。無理もしないで3番くらいでゴールすればいいと思い自信のあるアウトの大外グリッドをチョイス。ギャラリーの声援で盛り上がる中、こんな大舞台なのになぜか緊張せずにドンピシャスタート。アウトコースのホールショット!合流2番手。ホームストレート入った瞬間、まさかのエンジンストップ、、、

マジか!!ここまできて!  でも、あきらめず一旦メカニックが待つピットに戻り原因を探してもらい、ハーネス系のトラブルがわかり応急処置で直して4周遅れでレースに復帰。調子は悪かったですが何があるかわからないので最後まであきらめず何とか走り切り10位でゴール。結果はクエートチームが優勝とのことでウイニングランでした。キングスカップを掴むところまで来たのに、、、レースは最後まで何があるかわからないです。今崎さんとまた来年も頑張ろう!今年1年の感謝をチームに伝えて呆然としながら表彰台に向かいました。表彰式が始まり5位、4位のライダーが呼ばれ3位にクエートの選手が呼ばれました。あれ?っと思っていると2位がゼッケン11。Championとコールがかかり特大モニターに日の丸が映りました。チームジャパンからの大声援が起こり国旗を渡され、そこで初めて実感が湧いて嬉しくてチームメイトが待つ観客席に飛び込みました。国旗を持って表彰台の真ん中に立ち、君が代チームジャパンで大合唱、心に刺さり涙が溢れて止まりませんでした。日本人である事、素晴らしいチームでレースができた事を誇りに思いました。そして、長年の夢だったキングスカップを手に取りおもいっきり上へ掲げました。


日本一を獲った時から14年、いつかは世界一!と夢を見て頑張って念願のタイトルを獲ることができました。一生忘れられない思い出ができました。
 結果ですがクエートの選手がヒート3でミスコースをしていたのを指摘され2ポイント差で優勝することができました。
ヒート1、1位 ヒート2、3位 ヒート3、1位 ヒート4、10位
応援していただいたスポンサーの方々、恩返しすることができました。
本当にありがとうございました!






PRO FREESTYLEクラス2位 山本汰司選手コメント

12月8日、9日に行われました、キングスカップジェットスキー ワールドカップ2018)に参戦してまいりました。


今回もelf様のオイルを使用させて頂きました。
大会期間中もエンジンに問題なく走行でき、文さんにメンテナンスしてもらうさい、ヘッドを開けた所、キレイに油膜が貼り良い感じじゃ!とおっしゃっておりました。
elf様のオイルを使用させて頂いていると安心して大会に集中出来ます。
有難う御座います。


予選日、結果で言いますと2位。
ダブルバックフリップは成功して、のちの演技も自分では出来た!と思っていました。
夜のミーティングで文さんと内容を紐解いていくと、ちょっとしたミス、手数の少なさ。
などが鮮明に見えてきました。
なので日曜日はそこを改善して決勝に挑みました。

日曜日の決勝。
前日のミーティングで出た課題も出来た演技。
ダブルバックフリップも完璧。
結果は2位。
ポですイント数はわずが0.1ポイント差で負けてしまいました。
わずか0.1ポイントは僕にとってとても大きいポイント差でした。
ですが今大会で自分に何が足りないか、ショーマンであること魅せ方が足りないことがわかった大会でした。
応援して下さっていたのに結果を残すことが出来ず、申し訳ありません。
次戦はショーマンである自覚を持ち、観客、審査委員を魅了できるライダーになれるよう日々精進してまいります。

今シーズン僕をサポートして頂いて有難う御座いました。
来シーズンはさらに上を目指していますので
今後もどうぞよろしくお願い致します。