2024 SUPER FORMULA 第8戦鈴鹿サーキット、TGM Grand Prixチーム、Juju選手、 コンスタントに良いラップタイムを刻み、12位でフィニッシュ。

SUPER FORMULA 8 鈴鹿サーキット

119日(土)

11月9日、鈴鹿サーキットにて、2024 スーパーフォーミュラ選手権 第8戦が開催されました。53号車からはJuju選手、55号車からは大津弘樹選手が参戦しています。

53号車は、予選は20番手となりましたが、開幕戦と比較すると2秒近くタイムを縮めており、ドライバーの成長が強く感じられる予選となりました。決勝でも、コンスタントに良いラップタイムを刻み、他車とバトルしたり、しっかり押さえ込むシーンも見られました。一時は10番手を走るなど、初ポイントも射程範囲内となる快走を見せ、結果的に12位フィニッシュとなりました。Juju選手としては、今季ベストリザルトを飾ることができました。

55号車は、フリー走行からステアリング操作時に違和感があり、ドライバーが正確に運転できない状態となってしまいました。予選から決勝まで、その問題を解決すべく、時間内でできる限りのことを試しましたが、レース中に問題を解決することはできませんでした。レース後には、作業に時間を要するステアリングラックや配線などの交換作業を行いました。

Juju選手のコメント

「今回は、マシンのセットアップもしっかり決まっていたので、バランスが良く乗りやすいマシンになっていたと思います。他車と比べてもレースペースが良く、私自身もレース中のペース配分がしっかりできました。そして、今回は岩佐歩夢選手や小林可夢偉選手など、現在のF1に近い選手や元F1ドライバーとバトルできたことが嬉しかったです。特に岩佐選手とは、バトルした時にオーバーテイクシステム(一時的にエンジン出力を上げるシステム)を使ってしっかり押さえることもできました。今回はベストリザルトを残すことができましたし、開幕戦から自分の成長を感じて大きな自信になりました」

 

大津弘樹選手のコメント

ステアリングに不具合が出てしまい、思うように走れないレースとなってしまいました。ステアリングを操作した時に、通常とは異なる感覚になってしまっていたので、ペースを上げることが難しかったです。フリー走行からレースまで、チームには諦めずに色々なことをやってもらったのですが、それが完全に解消できなかったのは悔しいです。レース後には、エンジニアさんやメカニックさんが遅くまで作業してくれて部品を交換してくださったので、最終戦では自分の力を出し切りたいと思います

 

池田和広代表のコメント

「53号車は、マシンの持ち込みのセットアップが良く、スタートから良い状態だったと思います。最初はリアのグリップ感が少なかったようですが、路面の状態の変化もあって、最終的には良いバランスまで持っていくことができました。予選も、開幕戦は上位から4秒以上遅れていたのが、約2秒差まで迫ることができ、非常に良い予選だったと思います。決勝もJuju選手の走りに合ったバランスの良いマシンになっていましたし、ポイントゲットも期待できたので、今シーズンの中では、ベストレースだったと思います。55号車は、ステアリングのトラブルが発生してしまい、本来の状態で走らせることができず、本当に申し訳なかったです。レース後には、ステアリングラックや配線などを全て交換したので、最終戦ではそれらが上手く機能して、ドライバーが結果を残せるようなレースになって欲しいと思います」

 

第9戦は、11月10日(日)に鈴鹿サーキット三重県鈴鹿市稲生町7992)で開催されます。