2024 SUPER FORMULA 第5戦モビリティリゾートもてぎ、TGM Grand Prixチーム、大津弘樹選手15位、Juju選手18位!

SUPER FORMULA 5 モビリティリゾートもてぎ

824日(土)〜825日(日)

8月24日〜25日、モビリティリゾートもてぎにて、2024スーパーフォーミュラ選手権 第5戦が開催されました。53号車からはJuju選手、55号車からは大津弘樹選手が参戦しています。

大津選手については、マシンについて的確なフィードバックができるドライバーであり、今後TGM Grand Prixのマシン性能向上のためには不可欠な人材と判断し、最終戦まで55号車から参戦していただくこととなりました。

第5戦では、55号車は前戦に発生していたブレーキトラブルは解決し、マシンのバランスも悪くない状態までセッティングできたものの、リアタイヤのグリップを得ることに苦戦し、予選は19番手となりました。53号車のJuju選手は、予選は20番手となりましたが、ここまでのスーパーフォーミュラでの経験と自身の練習の成果もあり、着実にタイムを上げてきています。

決勝では、55号車は予選の結果を受けて、決勝に向けてコンセプトや方向性を見直し、セッティングを改善しました。大幅に順位を上げることはできませんでしたが、19番手からスタートし、4番手アップの15位でフィニッシュしました。

53号車のJuju選手は、スタートを上手く決めると、一時はポジションアップして他チームのドライバーを数周押さえ、後半は下位のドライバーと変わらないラップタイムで走るなど、力強いレースを見せました。

Juju選手のコメント

「まわりのドライバーやチームにも『もてぎは暑くて大変だよ』と聞いていましたが、実際に走ってみると暑さと湿気で息ができないほどで、コンディションとしては本当に厳しかったです。でも、今回はそんな初めてのもてぎでもしっかりと走れたという実感を得ることができ、改めて『スーパーフォーミュラでも戦える』という自信になりました。他のドライバーとのタイムも縮まってきましたし、自分もチームもあと一歩のところまで来ていると感じています。自分たちが抱えている課題をさらに詰めていけたら、もっと戦えるようになると信じています。スーパーフォーミュラでは直接練習できない分、今後より良い結果を出すためにも、海外などでもさまざまなテストをして、後半戦へ向けてさらにスキルアップしたいです」

大津弘樹選手のコメント

「第5戦はなかなか結果の出ない厳しいレースとなってしまいました。予選で下位に沈んでしまったので、そこから決勝に向けてチームやエンジニアと様々なセッティングを試し、マシンは少し良くなったのですが、決勝で勝ち切るような状態までは持っていくことができませんでした。自分自身、もちろん今のような順位で終わるわけにはいかないと強く思っていますし、チームも同じ気持ちです。今のマシンの状態を考えると、少し何かを変えるだけでは上位と戦えないと思うので、ここから次戦までのインターバルの間に、大幅なジャンプアップをするため、チーム一丸になって尽力したいと思います」

池田和広代表のコメント

「前戦のトラブルは解決できたのですが、新たな問題や課題が多く見つかった週末でした。53号車は、前戦から良い流れで来ていましたし、今回でさらにドライバーもマシンもステップアップできたと思います。マシンの重量が重い前半にはペースが上がらないシーンもあったので、そこはひとつの課題ですが、レース後半は、下位のドライバーと同様のペースで走れていたので、次戦からはさらに期待できると思います。

55号車は、マシンのバランスは良かったものの、タイヤのグリップを上手く得ることができず、予選は良いタイムを出すことができませんでした。決勝に向けて少し違うコンセプトでマシンをセッティングし直したのですが、決勝でも大幅なポジションアップは図れませんでした。

ここからまたトップを目指すためには、これまでの考え方を変えて、マシンを改善するような新しいチャレンジをしなければならないと思っています。今シーズンはもうテストもないので、次戦から急にとても速いクルマを作れるかといったら難しいかもしれませんが、我々は必ず上を目指せるチームだと思っていますので、全員で前を向いて努力したいと思います」