片野丈一郎 JJSA 全日本選手権 第1戦 銚子大会 レースレポート

2022年度の初戦が千葉県銚子で開催されました。銚子市の海はサーフィンスポットとでもありますので、波がすごくたちます。今回のレースも大波の中、開催されました。波が高いとマシンの性能よりライダーのテクニックや体力が問われます。自分は平水より荒れた海面が好きです。なぜなら尊敬しているレジェンドレーサーのマックルゲージ選手が大波で走っている異次元な姿を動画で見て、いつか自分もこんな風に走りたいとずっと思っているからです。そして大波をジャンプして空中にいる時がものすごく楽しいからです!

 

4月22日の金曜日に現地入りをし、ライダーズミーティングや練習走行に参加しました。ですが波が高すぎて本番のレースのコースレイアウトを作れないとなってしまい簡易なコースレイアウトになったので少し残念でしたがこの大波の中でジェットスキーを乗れるのかとすごく楽しみでした。しかし、この波の中だとマシンに負担がかかりすぎることやレース直前に怪我をすることのデメリットがありすぎるから周りからは止めておいたほうがいいと言われましたが、反対を押しきって思う存分乗ることにしました。

こんな波のコンディションで乗れる機会を大切にしようと思い練習を兼ねて走りました。ところが、リズムに乗ってきた僕は波にむかっておもいっきりアクセルを握って波を飛んでみたところ空中でバランスを崩してしまい着地に失敗してしまい肘を強打してしまいました。そこから全く肘が曲がらなくなってしまい怪我をしてしまいました。

レース本番に痛みも引かず肘も曲がらない状態でレースに挑むことになってしまい本領発揮ならずとなってしまいました。

 

結果は、Sports GP 2位 A Runabout 7位となりました。初戦から怪我をしてしまい走ることができなかった。今回そのことを非常に反省しレーサーとしてのあり方を改めて考える機会となりました。この悔しさをバネに日頃の練習の精度をあげると共にレーサーとしてのあり方を改めて考えていこうと思います。

今年度もチーム、スポンサー様、応援くださっている方々の期待に応えれるよう力を発揮していこうと思いますので、皆様今年度もよろしくお願いします。

 

片野丈一郎

JJSA第1戦千葉県銚子大会 生駒淳選手レースレポート

2022年4月23-24日

JJSA第1戦千葉県銚子大会

出場クラス アクアバイクR/A  GP1

23日 土曜日

開催地の銚子は波が高い事でも有名な所で近くではサーフィンを楽しむ方が波待ちをしているような場所でした。

レース当日も波が高く、マシン性能の差はあまり関係なく、波に対して上手いかどうかで勝敗が決まるレース展開になる予定でした。

自分はフィリピンや宮古島で波の中練習をして来ていたので、特に大きなうねりの波は自信がありました。

 

HEAT1

スタートタイミングは完璧でアウトコースのホールショットでしたが、インコースの方が速く合流は2位でした。その後6周目でインからTOP艇を抜き1位に上がったのですが、結果的にはステアーリングワイヤーが切れてリタイヤになってしまいました。

 

24日 日曜日

HEAT2

朝一は波も多少落ち着いていて走りやすい海面でした。

自分はインコースのホールショットでしたが合流ではアウトから来たマシンが速く2位でホームストレートを通過しました。

その後何度もインから仕掛けましたが、インコースがとても難しく、中々攻略出来ませんでした。途中「攻略出来た!」と言う自信が付いたので、そこからはTOP艇に着いて行き、最終ラップの1周手前で仕掛けました。しかし1歩とどかず、最終ラップでもう1度仕掛けました。今回は行けると思った所に周回遅れのマシンが居たのですが、自分はインから仕掛けていたのでそのままインから2台を抜き1位でゴールする事が出来ました。

 

午後のHEAT3

波もそこそこ出て来た感じで、自分にとっては好都合でした。

今回はインコースの1番イン側でスタートでした。

スタートタイミングはバッチリだったのですが同じインコースの右隣のマシンが速く1ブイ手前で被されてしまいました。波でお互い跳ねているのであまりに近い接近戦は危ないと判断し少し自分が引いた感じになりました。

しかし波が高く前のマシンが失速したので外から被せて抜き返しインコースのホールショットで合流も1位でした。

後は15分+1周を、後続艇との距離を見ながら走り無事1位でゴールする事が出来ました。

今回はHEAT1がリタイヤ、HEAT2が1位、HEAT3が1位で総合2位と言う結果になりました。

自分が今回乗ったマリンメカニック製、新型ガーコ5はとても戦闘能力が高く今後のレースがとても楽しみなマシンです。

このまま快進撃が続く様に今年も頑張りますので、応援宜しくお願い致します。

今後の予定ですが

国内戦は

5月21日山口大会

6月18日猪苗代大会

7月9日千里浜大会

9月10日大阪大会

10月15日淡路島大会

 

海外戦が

7月ポーランド

10月アメリ

12月タイ

 

となっておりますので宜しくお願い致します。

 

チーム#1 POUND ONE   # 86 生駒 淳

2022 JJSA ALL JAPAN JET SPORTS SERIES & aquabike

1st STAGE千葉県銚子大会

日時:2022年4月23日(土)~24日(日)

場所:銚子マリーナ海水浴場

 

成績

AQ R/A GP1クラス

1位 砂盃肇(#87 マリンメカニック)

2位 生駒淳(#86 #1 POUND ONE)

3位 釘崎真治(#72 Team Shindy)

6位 千木良真之(#96 マリンメカニック)

8位 船戸大輝(#36 TEAM KEY WEST)

 

 

 

AQUA SKI DIVISION GP1クラス

1位 小原聡将(#37 SKU46H)

2位 桜井直樹(#00 #1 POUND ONE)

6位 藤井亮平(#72 team EAST JAPAN)

8位 山本陽平(#60 Team YRF)

-位 海老原祥吾(#81 SKU46H)

 

 

AQ SPORTS GP1クラス

2位 片野丈一郎(#76 BELL FACTORY)

 

A RUNABOUT SLTDクラス

1位 生駒明美(#85 #1 POUND ONE)

 

A RUNABOUT STKクラス

7位 片野丈一郎(#76 BELL FACTORY)

「2022 SUPER GT Rd.1 OKAYAMA」#30レースレポート

2022 AUTOBACS SUPER GT Round1
OKAYAMA GT 300km RACE

開催地:岡山国際サーキット岡山県)/ 3.703km

4 月16 日(予選)
天候:晴れ コースコンディション:ドライ 観客数:6,600 人

4 月17 日(決勝)
天候:晴れ コースコンディション:ドライ 観客数:12,500 人


GR86 GT のデビュー戦!
終始ノートラブルで、しっかり完走してデータを収集!

新型コロナウイルスの感染拡大から、早くも3 年。依然として完全収束の気配は見えないものの、過去2 年に比べれば、圧倒的に日常が取り戻されつつある。それはモータースポーツも同様で、一部に制約はあるとはいえ、普通に開幕の時を迎えることとなった。今年も大人気のスーパーGT は海外戦こそ行われないが、国内6サーキットにおいて全8 戦の開催が予定されている。そして、今年も開幕の舞台として選ばれたのは岡山国際サーキット。4 月16~17 日に「OKAYAMA GT 300km RACE」が開催されることとなった。apr は今年も2 台体制。うち1 台をトヨタGR86 に改め、「apr GR86 GT」として不動のコンビ、永井宏明選手と織戸学選手に託す。タイヤは引き続き、信頼のヨコハマを使用する。昨年は2回の入賞と、7回の完走によってチームランキングは18 位となり、永井選手と織戸選手はシード権を獲得。その喜びは計り知れず、高まった士気を保ったままチームはオフシーズンを過ごし、その上ニューマシンの投入である。テストも順調とあって、今まさにムードは最高潮にある。昨年を上回る活躍が大いに期待された。

 

決勝レース(82 周) 4 月11 日(日)14:00~

決勝レースは通常どおり300km の戦いとなり、今回はドライバー交代を伴うピットストップ時に、タイヤ4本の交換が義務づけられていた。日曜日の岡山国際サーキットは、引き続き天候に恵まれ、最高のコンディションとなった。決勝レース前のウォームアップでは、スタートを担当する織戸選手から「apr GR86 GT」に乗り込んで、まずは4周。その間に1 分28 秒481 をマークする。続いて永井選手がドライブするが、早々に走行を終了したあたりに順調な仕上がりをアピールした。2周のフォーメイションラップの後に切られたスタートから、織戸選手はポジションキープでレースを開始。まずは集団の中でチャンスをうかがっていく。しかし、GT300 規定車両に対するBoP による性能抑制は、予選より決勝レースで影響を及ぼし、ストレートでFIA-GT3 車両にかなわぬばかりか、得意とするコーナリングも、狭いコースに抜きどころを阻まれてもいた。織戸選手をしても、淡々と走らざるを得ない状況の中、「apr GR86 GT」は34 周目にピットイン。永井選手に交代した後、全車がドライバー交代を済ませると、ポジションは17 番手となっていた。前にはGR スープラが、後ろにはGR86 がついて、まさに兄弟”車”対決となるも、永井選手は一歩も引かず。終盤のGT300 クラスにはアクシデントが相次いだことで、13 位でのフィニッシュとなった。まずは初戦を無事完走した「apr GR86 GT」。富士スピードウェイで、ゴールデンウィークの5 月3~4 日に開催される第2戦では、どんな走りを見せてくれるのか、大いに気になるところである。


永井宏明選手
前にGR スープラ、後ろにGR86 で、間に挟まれて走っていましたけど、少し近づけましたし、いろいろ波乱もありましたけど、走り切って初戦を無事に完走することができました。ピットの方でも、みんなミスなくやってくれたので、良いレースになりました。新車なので完走できて、データも取れたと思いますし、次に向けてしっかり準備していきたいと思います。

織戸学選手
これでいろいろデータが取れたので、今までロングとかまったくやっていなかったから、これでいろんなことが見えてきました。でも、次の富士は厳しいと思いますよ、あまりにもストレートが遅すぎるので。とはいえ、なんとなく車の方向性は見えたので、去年のプリウスよりは断然ポテンシャル高いし、いいところを見つけたいですね。富士は僕のホームコースだし、チームの士気もいい感じなので、また頑張ります。

金曽裕人監督
予選の組分けが悪くて、ほんの少し前に行っていたら、入賞できたのかな、という感じでしたね。アベレージとかペースは10 位ぐらい狙える感じでしたが、上位入賞のパフォーマンスはなかったですね。終盤の永井選手が、前にGR スープラ、後ろにGR86 って感じになって、同じ性能のマシンが数珠繋ぎとなるレース展開でした。GT300 規定車両が固まってしまい、誰も抜ける感じじゃないっていう。昨年と比べ、永井選手が高いアベレージでロングディスタンスを走り切り、GR86 は乗りやすくバランスの良い車である事を確信しました。次戦も期待が高まります。