2024 SUPER FORMULA 第9戦鈴鹿サーキット、TGM Grand Prixチーム、Juju選手20位、大津弘樹選手は21位。

SUPER FORMULA 9 鈴鹿サーキット

1110日(日)

平素より大変お世話になっております。
日頃よりTGM Grand Prixに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

11月10日、鈴鹿サーキットにて、2024 スーパーフォーミュラ選手権 第9戦(最終戦)が開催されました。53号車からはJuju選手、55号車からは大津弘樹選手が参戦しています。

53号車は、予選は21番手となりましたが、決勝はこれまでのレースの中でも最もレースペースが良く、何度も各車とのバトルを繰り広げました。最終的には、前車に1秒以内に迫るポジションをキープし、20位でフィニッシュしました。鈴鹿サーキットで行われた開幕戦と比較すると、ドライバーの大幅な成長が感じられるレースとなりました。
55号車は、前日に行われた第8戦からパワーステアリングの不具合が起き、故障が疑われる部品を交換して最終戦に挑みました。最初はトラブルが改善されたように見えましたが、レース中に徐々に症状が悪化してしまい、完全にトラブルを解消することができませんでした。ドライバーの安全を考慮し、状況確認のために途中でピットストップをしたこともあり、最終的には21位となりました。

Juju選手のコメント

「1年目を終えてみて、もちろん課題も多いのですが、最終戦では精一杯走ることができ、現状でのベストを尽くせたと思います。開幕戦と最終戦は、同じ鈴鹿サーキットでのレースでしたが、開幕戦と比較すると、自分自身もドライバーとしてレベルアップできたという実感があります。タイヤに優しい乗り方ができるというのが自分の持ち味ですが、今回は鈴鹿のコンディションに合わせ込むことができ、さらにレースペースを安定させることができたと思います。今年は、一戦一戦濃い経験をすることができて、とても成長できた1年だったと思います。全てが初めての本当に大きなチャレンジで、自分が未熟な部分も多くありましたが、壁が高いからこそ、そこに挑戦していくことで得られたものはたくさんありました。このような機会を与えてくださった皆さまには、本当に感謝したいです」

 

大津弘樹選手のコメント

「第4戦から起用してくださったことは、チームや関係者の皆さまに本当に感謝したいです。僕自身、スーパーフォーミュラに参戦したいという思いが強かったので、本当に嬉しかったです。ただ、思いが強かった分、結果を残したい気持ちも強くありました。自分ができる限りのことをチームと協力しながら精一杯やってきたのですが、結果につなげられなかったことは非常に悔しいですし、申し訳ないと感じています。結果が出ずに低迷していた際、『こんなにやるか』というくらい、チームと一緒にシミュレーターやミーティングも重ねました。富士のレースでは、それが結果につながってQ1を突破できましたし、手応えのあるレースだったと思います。ただ、そこからはトラブルが重なり、走れないセッションもあり、勝てそうなレースを落としてしまったことが悔しいです。今年は、下位となってしまいましたが、チームのポテンシャルとしては上位に行ける手応えを感じました。色々と学んだことも多かったですし、これからの糧になるシーズンになったと思います。この経験を元に、自分自身のドライビングもさらに向上させて、次に乗るときに最大限のパフォーマンスを出せるように準備したいと思います」

 

池田和広代表のコメント

「最終戦は、53号車のJuju選手はとても良かったと思います。順位こそ21位という結果でしたが、周囲とかなり戦えていたと思います。レース中盤も、5台ほどマシンが連なっているところについていけていましたし、『渋滞を避けるために先にピット入ってタイヤ交換しよう』という作戦を取れるくらい、他車に接近できていました。ここまで1年間スーパーフォーミュラでレースをしてきて、最終戦で素晴らしいレースができたんじゃないかと思います。

55号車は、前戦からステアリングにトラブルが出てしまい、最終戦前に関連する部品を交換しました。それによって、最初は改善したように見えましたが、レース中にはまた症状が出てしまい、ピットインを余儀なくされてしまいました。最後に原因らしき部分も見つかったので、次に向けて改善していきたいと思います。大津選手には大変申し訳ないシーズンとなってしまいました。

今年1年はTGM Grand Prixにとってチャレンジの年だったと思います。スーパーフォーミュラ史上最年少の女性ドライバーであるJuju選手を起用しましたが、想定以上の走りを見せてくれました。リザルトこそ残せませんでしたが、毎戦成長が見られましたし、最終戦では他のドライバーに劣らないペースでバトルもできました。一方で、55号車は新しいレギュレーションへの対応に苦戦したり、トラブルも多く、マシンが完全に決まった状態でドライバーに走ってもらうことができなかったのは、大変申し訳なく思っています。ただ、今シーズンで得られたものも大きいですし、それを大きな目標に向かって必ず活かしていきたいと思います。

今年1年間、応援してくださった皆さまには、心から感謝しています。TGM Grand Prixは、他ではできないような新しいことにチャレンジをし、それを経験にして次につなげていくチームだと考えています。そして、今年出せなかった結果を必ず取り返せるように、来年へ向けて早く体制を整え、しっかり準備していきますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします」

 

本年は、TGM Grand Prixのスーパーフォーミュラ参戦へ温かいご支援をいただき、心から感謝申し上げます。これからも私たちは新しいチャレンジを忘れず、頂点を目指して尽力して参ります。今後ともTGM Grand Prixへの変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。