2023 年全日本ロードレース選手権第1 戦モビリティリゾートもてぎ

当社がサポートするハルクプロからレースレポートが届きましたので、ご紹介します。

開催日︓2023 年4 月2 日


【JSB1000/ ST1000T1000:決勝】
2023年4 月2 日 天候:曇りコースコンディション:ドライ観客数:5300 人(公式発表)


全日本ロードレース選手権シリーズ開幕戦は4 月2 日(日)に決勝日を迎えた。朝から曇り空となり、前日よりは気温は上がらなかったものの、それでも気温は18.1 度まで上がった。

JSB1000クラスはレース2 が20 周で争われた。レース2 のグリッドを決めるセカンドベストでは4 番手につけていた名越哲平は、セカンドロウ、アウト側から、まずまずのスタートを決めオープニングラップは5 番手で戻って来る。トップグループにつけながら周回を重ねる。レース中盤には、4 番手に浮上した名越は、さらに前を追っていく。
そしてレース終盤は、3 台による2 位争いを繰り広げ18 周目には集団の前に出る。最終ラップまで続いたバトルの末、名越は3 位でゴール。レース1 に続き表彰台に上がる結果となった。

そしてこの日、最後のレースとして開催されたST1000 クラスは15 周で争われた。ポールポジションからスタートした國井勇輝は、ホールショットを奪いレースをリード。4 周目に國峰琢磨選手に、5 周目に高橋裕紀選手にかわされ3 番手に下がるものの、9 周目に再び2 番手に上がるとトップを走る國峰選手をマーク。最終ラップのV 字コーナーで仕掛けるがクロスラインを取られ、かわすことができず、そのまま2 位でゴール。悔しい展開となったがST1000 デビューレースにしては上々の結果となった。榎戸育寛も序盤はトップグループにつけていたが徐々に後退。終盤は6 位争いを繰り広げ、これを制している。

 

【コメント】

■JSB1000SB1000#15 名越哲平
レース1 と同じ結果でしたが、レース2 は違う形の3 位だったので悔しい部分もありますが、10 か月ぶりのスプリントレースで2 レースとも3 位表彰台で終わることができたのはポジティブだったと思います。レースウイークの走り出しは、噛み合っていなかったことを考えるとチーム力に救われましたし、次戦もチームを信じて作業を続けていけば、さらにいい走りができることは確信しました。次戦、鈴鹿もチームと共に取り組んで、さらに上を狙います。


■ST1000ST1000#32 榎戸育寛
悔しいですね。何にも見せ場を作れなかったレースになってしまいました。いいレースをする自信はあったのですが、周りの状況やコンディションの変化に対応できず集団の後方でのゴールとなってしまいました。応援してくださった皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。調子は悪くないですし、流れもよかったので、次戦はレースにフォーカスして取り組んでいこうと思っています。


■ST 10001000#33 國井勇輝
2位という結果は悔しいですし、満足はしていませんが、チームと取り組んできたことをST1000 クラス初レースで表彰台という形にできたことは、よかったと思います。予選でポールポジションを獲ることができたことで、存在感を見せることができたと思います。
開幕戦を終えたことで、レースに対しての経験値が上がりましたし、次戦のSUGO は、どちらかと言えば得意ではないのですが、また新たにチャレンジしていきたいですね。応援ありがとうございました。


■ハルクプロ・本田光太郎監督
JSB1000はレース1 がケガからの復帰戦になりましたが、名越も自信をもって走ることができ、マシンのセットアップもうまくいっていたので、レース2に向けても期待できる状況でした。序盤は順位を下げる場面もありましたが、最終的に表彰台争いができ3 位になれたので、開幕戦としては上々だったと思います。ST1000 は、コンディションが変わり集団のレースになったのですが、その中で國井がポールポジションから2 位とST1000 デビューではいいレースでしたし、次戦以降も楽しみですね。榎戸も苦しいレースの中で得るものがあったのでSUGO では1 2 フィニッシュができるように頑張ります。