全日本モトクロス選手権 第1戦 九州大会

全日本モトクロス選手権


 エルフがテクニカルスポンサーとなる今シーズンのカワサキは、従来のK.R.T.(川崎重工業)からチームグリーン(カワサキモータースジャパン)に変更した新体制で、全日本モトクロスに臨んだ。ライダーは新井宏彰と小方誠の2人が、各々ファクトリーマシンのKX450F-SRを駆る。


 開幕戦の舞台は、例年と同様のHSR九州。今年は木曜から日曜にかけて相当な雨量がコースに降り注ぎ、マディコンディションになった。事前に山砂が投入されるなど準備は万端だったが、日曜日に雨が上がると深い泥と硬くて滑りやすい路面が混在する状況になり、随所に深いワダチやスタックポイントが発生。このためタイムスケジュールが見直され、IAはレースは25分プラス1周で競われた。




 決勝ヒート1におけるチームグリーンの2人は、小方が1周目6番手、新井が9番手と出遅れた。序盤は上位でポジションの入れ替えがあったが、後半になると成田亮、山本鯨、平田優のトップスリーがほぼ固まる。終盤になって小方は、4位小島庸平に迫ったが、攻略には至らず5位でフィニッシュ。一方、新井はマシントラブルの発生により、ペースを抑えて10位で完走を遂げた。




 ヒート2では、新井が7番手、小方は8番手から追撃を開始した。新井は2周目には5番手まで躍進し、順調なペースで数回を重ねる。しかし終盤になって転倒を喫し、ラスト2周で7位に後退したところでチェッカーとなった。小方は本来のアグレッシブな走りが見られないまま、8位でフィニッシュ。総合結果では、小方が6位(5位/8位)、新井が7位(10位/7位)となった。







第2戦は、4月23日(日)にオフロードビレッジでの開催となります。今後の活躍をご期待ください。

http://www.kawasaki-cp.khi.co.jp/msinfo/jmx/2017/round1.html