2015 全日本トライアルR-4 北海道大会 参戦レポート「IAS 3rd + IA WIN & 3rd」

TEAM MITANIより全日本トライアル第4戦北海道大会の参戦レポートが届きましたのでご紹介させていただきます。


TEAM MITANI

2015 全日本トライアルR-4 北海道大会 参戦レポート
「IAS 3rd + IA WIN & 3rd」


(2015新体制)
全日本トライアル選手権(全7 戦) 出場ライダー&マシン(出場車両:HRC RTL260F GASGASPRO250)


● 国際A級スーパークラス RTL260F
ライダー : 小川友幸(39歳)  柴田 暁(26歳)
マインダー&サポート : 田中裕大&川村道徳(小川友幸選手)  柴田志彦(柴田暁選手)

● 国際A級クラス RTL260F
ライダー : 村田慎示(41歳)  ☆氏川湧雅(15歳)  ☆久岡孝二(15歳)
マインダー&サポート : 上田万法(村田慎示選手)  藤波由隆&田中裕人(氏川湧雅)  久岡誠二&広 昌明(久岡孝二)

● 国際B級クラス GASGASPRO125
ライダー : ☆小倉功太郎(15歳)
マインダー&サポート : 小倉暁(小倉功太郎)
   *印ライダーはスポット参戦ライダーです。   ☆マークは昇格ライダーです。
   監督 三谷 知明  副監督 三谷 英明


■ 開催日:2015年7月19日
■ 開催地:和寒町・わっさむサーキット
■ 観客:700人  ■ 気温:31度  ■ 天候:晴れ
■ 競技:8セクション×3ラップ+SS-2 セクション
■ 持ち時間:4時間30分(8 セクション×3 ラップ)
■ 最多クリーン数:黒山健一(ヤマハ)19


2015 TEAM MITANIパドック in 北海道


(R-4結果)
● 国際A級スーパークラス

3位:小川友幸  5位:柴田暁

● 国際A級クラス

☆1位☆:氏川湧雅  ☆3位☆:村田慎示  11位:久岡孝二

● 国際B級クラス

17位:小倉功太郎


(R-4 北海道大会)
今年も和寒での開催となりました。いつも会場つくり〜セクション製作などの主催者 関係者の皆さんの「努力と情熱」に感謝いたします。きれいに作られた会場とレイアウトは観戦者の配慮もいきとどいています。セクションは毎年変更されていてすばらしい。お客様も毎年新鮮なトライを見学できますよね。
エキシビジョン125ccクラスへ経験ということでNAクラス武田呼人選手をエントリーさせて、IBのセクションを走ってきました。いつもとちがいNOプレッシャーだったのでのびのび走っていました!いい経験ができたと思います。そしてNBクラスの若手、氏川政哉選手も同行して北海道のトライアル全日本を観戦した。


● 国際B級クラス
唯一のチームの国際B級 小倉功太郎選手15歳。
一人にプレッシャーをかけている状況で小倉選手には酷ですが、がんばってもらうしかございません。
17位とポイント目前のところまできている。
しかし本人は、超不本意なことは伝わってくるくらい悔しそうだった。
狙っていたのだと思う・・・・しかし勝負の世界!本当に勝ちたい気持ちがあるのなら、もう一度いちから考え治すことも大切だろう。
小さいときから見てきている、小倉選手だけに、はやくポイント獲得させてあげたいなと思う。
今回も自滅して行っている状況に近いので、今後すべてにおいて強い気持ちをもてるかどうかというところが鍵となるところだ。

17位 小倉功太郎選手 15歳


● 国際A級クラス
このクラスは 3名がエントリーする。
久岡選手の連続ポイント獲得する活躍。しかし彼には望むものは大きいだけに、小倉選手同様すべてにおいて自分が強くならなければ、実力は発揮できない状況にある。やることやってきて本番で発揮できないのは、少しの弱さや甘えが大きな弱点となり大きく沈むこともある。長時間、精神状況が移り変わりやすいこのトライアルには冷静になれる強さも必要だし、ここぞというときに勝負できる強さも必要、落ちた時にはい上がれる強さも必要なのだ。「静と動」の心の部分の、もっともハードなモータースポーツが「トライアル」小さいときから、バイクトライアルで鍛えあげられてきた久岡選手は、私はサラブレッドだと思っている。もっともっと自信とプライドを持ってほしいし、自分をアピールしてほしいと思います。
3位獲得で2戦連続して表彰台をゲットしたのは、村田慎示選手!継続して好きで努力する姿の集大成(完成)ともいえるライダーだと思う。ぶれない気持ちと走りは、ベテランならではの粘りと確実な走りを見せる。ランキングもいいポジションにいるし今年はこのまま上位を安定させるとIAトップに返り咲きができる。
ここで私の気持ちをゆわせていただく、この完成させたトライアルのことをすべて把握しているスペシャリストな状況を次世代に継承していく活動も好きなトライアル界への恩返しだという意識は持っていてほしいと思う。もちろん村田選手やその他TOPライダーの方もたくさんやってくれています。でもまだまだ少ないです。すべてのトライアルtopライダーになった皆さんには言いたいことです。自分がすきで大きくしてもらった環境 業界を守っていく活動をしてほしいと願います。
そして氏川選手は2連勝を飾った!!彼もトライアルサラブレッドだ。でもその影にはいろいろな苦労もあるし、いろいろな試練もある、プレッシャーもある。でもその状況の中、勝たなければ進まないという気持ちが彼を強くしている。彼には、世界戦デビュー20年、今も世界で活躍するおじさん、藤波選手がいる。藤波選手も藤波お父様も、この業界へ継承していくスタイルで次世代育成にとりくんでくれている。藤波選手も、自分のトライアルでいそがしいし、人のことなんて気にしている暇なんてない状況でも気にかけて一番心配しているのが良くわかるから、湧雅(氏川選手)は幸せだ!!私は湧雅選手だけを応援することは出来ないですが、湧雅のことを応援したくなる、人間性には、持って生まれた「人徳」を感じる。氏川選手2連勝のすばらしい贈り物をありがとう!!

連続表彰台 3位 村田慎示選手 連続優勝 氏川湧雅選手 15歳


● 国際A級スーパークラス
今回⼀番印象に残ったこと、「柴田選手のSS1」(スペシャルステージ1sec)!!柴田選手がいい走りをしたのはよく聞いたことがあるのですが、生でその走りを見たのは今回が初めて!?だっただけに、興奮しましたよ!!すばらしかった。柴田選手だけが行けなかったということもよくあることでしたが今回は真逆ですからね〜〜柴田選手だけが「1点」で他のライバルは全員5点ですからね。それを思うと定位置の5位はもったいない。
小川選手は、3位に落としてしまった。内容はというと結果的に勝てる要素はいくらでもあったのだが、負けるときのパターンでした。私の見ていた感じでは、足に力が入っていない様なのり方になってしまい、勝つときにはない、足つきの場面があった、あとはマシンのクラッチ不調。今年の「開幕戦」と同じような試合展開でしたね。しかし一時は5位までおちていた状況で、離されても諦めず我慢した後半戦は、逆転優勝目前に迫るほどの試合展開を見せるからさすがのチャンピオンだ。逆転での優勝を描いていたSS1のはずだったから、SS2逆転で3位になってしまったのは非常に残念だ。悔しそうでしたが、小川選手にはなんだか余裕みたいなものを感じるからこちらも気負わされず礼正に残り3戦を戦えそうだ。

IA 氏川選手はこれでランキングテーブル単独1位。
IAS 小川選手はこれでポイント同点でのランキンテーブル2位。
それぞれに面白くなる後半戦が始まる。楽しみです。
応援宜しくお願いします。

5位 柴田暁選手


3位 小川友幸選手



NEXT RACE
9月6日 全日本トライアルR-5 中国大会


TEAM MITANI
代表 三谷知明