BRZ Raceに参戦するCG ROBOT レーシングチームの久保凜太郎選手から富士スピードウェイで開催
された第３戦の参戦レポートが届きましたのでご紹介します。
凜太郎です。
前回の岡山からテストを１回行いました。
そこでもてぎのトラブルの原因となっていたブレーキトラブルが解消され、
やっとスタートラインに立てたような感じです。
今回は金曜日に１回しか走行枠がないため木曜からテストを開始しました。
ポルシェも含め合計９本の走行枠を常に続けて乗ったため最後は熱中症になりかけました。(^_^;)
その中でも良いテストが出来たと思います。
金曜の走行には数周走ったタイヤで臨みました。
金曜の１本しかないため他のチームはここに新品タイヤを合わせてきたりしてました。
フィーリングも悪くなかったのですが結果は２０番手とまったくダメでした。
セットを変えたら速くなるとかそういった次元のレベルではなかったので
根本的な速さが足りてない証拠でした。
予選に向けて少し微調整をして新品タイヤで行きました。
フィーリングは悪くなかったのですがまとめきれませんでした。
予想ではシングル順位かなと思っていました。
ピットに戻ると１０番手と言われました。
しかし、今回の予選は近年稀にみる接戦でそこから２０番近くまで順位が落ちました。
トップから１秒以内に２０台ほどがいるほどの予選で、
コンマ１秒の世界に５台以上がいました。
決勝はポルシェのレースが終わった１０分後にはスタートだったので
スーツ等を着替えて一息つく暇もなく乗り換えました。
歌舞伎さながらの早き替えに手伝って頂いたみなさま、ありがとうございました。
決勝スタートは悪くなく、順位も少しずつ上げていったのですが
全体的にいつもどおりの荒れたレースでもあり、
プロのドライバーに何度か押し出されることもありました。
タイムが僅差の為、各所でバトルが多発しました。
ドライバーにとっても激しい展開が多くありました。
５周が過ぎたところから熱中症になり出し、
呼吸がうまくできない状況になりました。
その中でもじわじわと前の集団が見えてきていたのでプッシュを続けました。
ファイナルラップまでにかなりの車を抜いたと思います。
ヘアピンでは前の方にいたマシンがオーバーランしていたこともあり
２台をファイナルラップで抜きました。
すごくギリギリでしたがフェアなバトルが出来たことは嬉しかったです。
ライバルに感謝したいと思います。
チェッカーを受けたあとは集中力も切れたので一気に疲労がきました。
達成感はありました。
結果は１２番と順位をあげてのチェッカーでした。
まだまだポイント獲得、トップを争うまでは大きな差があります。
ここからが勝負です。
今回のレースで不安だったブレーキングも自信が戻りました。
激しいレースでしたが幸いにも車は非常に軽傷でレースが終われました。
次戦は得意な菅生でのレースです。
ドライバーとしてもそろそろ大きな成績が欲しいので
なんとしてでも５位以内で終わりたいなと考えています。
応援ありがとうございました。
久保凜太郎
