TEAM MITANI 2013全日本トライアルR-5 中国大会 結果報告書 「☆大接戦の2人の結末☆」

2013 出場ライダー紹介
全日本トライアル選手権(全7戦) 出場ライダー
(出場車両:HRC RTL260Fベース MITANI280orMITANI LS300)
● 国際A級スーパークラス
小川友幸(36歳) 2007年2010年チャンピオン バイク:ホンダ NEWマシン
柴田 暁(24歳) 2011-2012年IAスーパー5位 バイク:MITANI LONG STROKE300
● 国際A級クラス
村田慎示(39歳) IAクラス優勝経験があるベテラン バイク:MITANI KOBEチューン280
北山将司 (29歳) TEAM MITANI系橋田一家からエントリー バイク:MITANI SUZUKAチューン280
マインダー&サポート :田中裕大&川村道徳(小川友幸選手) 田中裕大(柴田暁選手) 上田万法(村田慎示)


■開催日:2013年9月22日
■開催地:フィールド幸楽トライアルパーク山口県
■観客:1,508人■気温:32度■天候:晴れ
■競技:12セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(12セクション×2ラップ)



2013HRC CLUB MITANI


(R-5結果)

<国際A級SUPERクラス>
☆2位小川友幸 ☆4位柴田 暁

<国際A級クラス>
18位 村田慎示


下関のここ!フィールド幸楽は、日本でもTOPクラスに整備の行きとどいた環境、施設にも恵まれた素晴らしいトライアル場です。ご近所には宿泊施設、観光地も多くご家族を連れてきても楽しめる会場ですね。北海道大会から約2ヵ月間のインターバルでの第5戦となりました。昨年の9月に比べるとかなりすごしやすい天候で気温も良く行って30度前後。
選手も観戦者もいい環境で全日本を楽しむことができた!!


(IAクラス)
エントリー台数43台を記録したこのクラスは、若手からベテランの方が多く参加する。その昔TOPを争ったライダーが君臨するレベルの高いクラス、トライアルらしい2輪を操る基本的なところが上手なライダーが多いので私は見ていて面白い。(私も参加してた経緯があるクラスなので。)基本的なターンから高度なジャンプをするにしても基礎となる走りができないとうまく走れないセクションとなっている。今のところ「身体能力の若手」VS「しっかり基礎ができているベテラン」でベテラン勢に軍配が上がっている。若いこの走りは見ていて楽しいし面白いが勝負となれば別なのですよね。やはりどのスポーツも基本となる部分をしっかりやってきている選手とそうでない選手では、差が出てくるのですよね。
村田選手もその一人でしっかり基礎をやってきているライダー、40歳を迎えようとするのに、いまだに表彰台にのる活躍ができる。今回は不本意な18位に終わっているがまだまだ若手には負けんっ!!とがんばっている!!


(IASクラス)
頂上決戦へもいよいよ終盤、終盤前に3ポイントリードで迎えた小川友幸は、好調を維持していた。比較的上位にはやさし目の設定の12セクション2LAPはオールクリーンを達成してスペシャルステージへ持ち込んだ、黒山選手もオールクリーン 野崎選手も1点のみと誰が優勝してもおかしくない点差だった。速くゴールしている小川選手は残り2セクションすべてクリーンであれば優勝が決定する状況だった。SS1は難所がなく上位はクリーン。残るはSS2の勝負、ここはinに難所2mの大岩のステアケース、この大会1番のみどころだった!!
今回、柴田暁選手もいい走りをしていた。12sec×2lapを終わった時点で5位、1点差で4位に迫っていた、点差から6位に落ちることはなかったので「思い切り攻めろ!」このSS2で勝負が決まる、小川、柴田だった。柴田の順番までこのステアーを登れるライダーがいなかった。4位の田中選手も失敗したので、5点さえとらなければ4位に浮上する状況だった。お客さんもたくさんいて、このときの選手の緊張とプレッシャーは想像をはるかに超える。そんななか柴田選手のトライ!!アクセル全開!!思い切り攻めの姿勢でしたね!!1点で登りきった!!「お客さんは大喜び、大歓声」でしたね。でもまだセクションは続く・・・・・最後のジャンプを決めて登りきった瞬間1点で通過、柴田はガッツポーズ!!!逆転で4位に浮上して今季最高位を自力で獲得した!!普段の柴田ならあっさり自滅するような場面だったから、精神的な強さが出てきていることを証明した。しかもここを通過した選手は3人だけです、MITANIエンジンを駆る柴田選手がロングストローク300のポテンシャルを発揮してくれた!いいアピールでした←これが言いたかった(笑)


もっともっとプレッシャーののしかかる3連勝がかかる小川友幸は表情を見ていてもわかるくらいの緊張感だった、優勝を争う野崎選手が先に5点となったので、黒山選手と二人の戦いとなった!先にトライする小川選手は、クリーンしか狙っていなかった。2mのステアケースを登だけなら100%いける、しかし登だけの作戦だと1点の足つきが確実にある形状の岩だったため、2mステアケースをフロントをあげたまま登りきる作戦でいたのだという!!んん??登りきるのも難しいのに、いわゆるウイリーのまま超えてしまおうというのだ!!??練習だったら百発百中でいけるレベルだというのだから、それはその判断が正しい。しかし・・・・本人談「あと1cm」足りなかった・・・・・攻略できなかったのだ・・・・・。あと1cm=確実に精密に行こうとするあまり調整しすぎた。極度のプレッシャー、緊張からでしょう!!でも初めてトライする、ものすごく大きい壁にそこまで精密にコントロールするのだから素晴らしいことなのですよ!皆さん!!全開で思い切り攻められる攻略のほうが、単純で簡単なんです。最初はいけるんやろか?と思いましたが。


確実に1点で通過して、優勝した黒山選手には、勝つための何かをもっていると思わされた瞬間でしたね。時間差で小川選手有利の展開で、最後の最後での逆転優勝ですからね素晴らしく強い選手です。
次回は地元、キョウセイ交通大学での中部大会R-6です!!地元の皆さんの応援にこたえたいですね!!(^^♪
しっかりパドック作りをして、サポートしたいと思います!!
応援よろしくお願いいたします。



TEAM MITANI パドック in R-6



IAS表彰式 2位小川友幸 4位柴田暁


TEAM MITANI 三谷知明