MotoGP、トニ・エリアス 10位、さまざまな思いのシーズン最終戦

2011年11月6日
バレンシア(スペイン)


2011年シーズン最終戦のリカルド・トルモ・サーキットは、ライダー、チーム、ファン全員に多くの感情を抱かせる特別なレースとなりました。午前10時10分から3カテゴリー全てのライダーが集団でコースを1周。シモンチェリへの追悼ラップを行いました。(ケビン・シュワンツがシモンチェリのマシンを駆って先導)
タイトル争いはニコ・テロールが125cc王者に輝き、Moto2はステファン・ブラドルがチャンピオンを確定させました。また、イタリア人のロリス・カピロッシは今回が引退レース。22年にも及ぶGPキャリアを9位で締めくくりました。
LCRホンダMotoGPトニ・エリアスは13番グリッドからスタート。RC212Vでのラストレースを10位でフィニッシュしました。レースはストーナーが最終ラップにスピーズを大逆転。今シーズン10勝目を飾りました。


トニ・エリアス−10位
マルコのいないレースはとても辛かったです。彼のことは決して忘れません。
レースの方は今回も信素晴らしいスタートができました。信じられないことに13番グリッドから5番手までジャンプアップ。ペースも中盤まではトップのケーシーから僅か1.5秒遅れと調子は良かったです。しかし、雨が降り始めてからはコーナー入り口でリヤグリップが低下。ラップタイムも落ちてきて10位でフィニッシュするのがやっとでした。
今シーズンはとても厳しいシーズンでしたが、多くのことが勉強になりました。次からは新しいことに挑戦することができればと願っています。ルーチョとLCRの成功を祈っています。


■ルーチョ・チェッキエロ (チーム監督)
まず、今シーズンはマルコを失った悲劇のシーズンとして忘れることはないでしょう。本当に才能のある魅力的な若者でした。
チームとして1年を振り返ると、予想以上に厳しいシーズンだったと言わざるを得ません。しかし、いつもどおり全力で戦い、困難から多くのことを学びました。チームと一緒に努力を惜しむことがなかったトニには感謝しています。彼のキャリアの成功を祈っています。人を笑顔にする大きな心を持った人間的にも素晴らしいライダーです。







エルフMOTOウェブサイト




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