もてぎチャンピオンカップ第1戦 佐藤勝博選手 (ED elf STA シビック) 優勝!

エルフがテクニカルサポートする佐藤勝博選手(ED elf STA シビック)が「もてぎチャンピオンカップ第1戦」(6月26開催)に参戦、見事優勝しました。レースレポートが届いておりますのでご紹介します。





「今年当初の予定ではチャンピオンカップの参戦予定は無く、JOY耐だけの参戦予定でしたが、3月の震災により3月の開幕戦がキャンセルとなり年間3戦のみに短縮。 毎年のごとく開幕戦は仕事で出場できませんでしたが、本年度は3戦のみ全戦参戦できることを条件にチームオーナーであるSTA高野社長からシリーズチャンピオンの至上命令のもと、急遽参戦を決意。「プレイfor宮城」のもと、被災した友人、知り合いのためにワッペンを製作。全額寄付し、その方々に良い報告をしていくべく、もてぎチャンピオンカ ップはもちろん、被災したドライバーと共にJOY耐や各レースを戦っていこうと思います。


6/24 練習走行 晴れ 気温33度 路面温度55度。O/Hしたエンジンの慣らし走行と今年から使用するハンコックタイヤのテスト走行。コンパウンドSとMの組み合わせとエア圧のテストの結果、ドライは前後コンパウンドSで決定。


6/25 練習走行 曇りのち雨 気温26度。ドライ/ウェット梅雨時期特有のはっきりしない天候のためハーフウェットのセットのチェック。しかし1本目の走行で左前のハブが破損。わずか2周でこの日は終了。マシンの修理とオイル交換のみ多少の不安を残して翌日のレースを迎えることになりました。


6/26 レース当日 曇り時々雨 気温25度 ドライ/ウェット。10時30分予選開始。はっきりしない空模様と路面状況でしたが前のインテグラの予選タイムから完全ドライセットでアタック。 しかしコース上は結構濡れているところが多くタイヤが温まるまでなかなかの周回を要しました。 その上今回の震災の影響で5コーナーとV字コーナー以外が新路面になり、そのギャップが余計マシンコントロールを難しいものとなりました。 最後の6周目に何とかまとめてタイムを整えましたが1000/4秒差で2番手に甘んじました。  


16時30分 決勝スタート。 直前のインテグラまで雨も降らず路面も完全ドライのためもちろんドライセットでグリットに着きました。 が、その辺りからぱらぱらと雨が落ちてきました。  そんな中レーススタート。 1コーナーまでに予選3番手の#7号車にパスされ、PPの#75号車と併走。5コーナーに何とか2番手のポジションをゲットしてそのまま隊列を組んでヘアピンコーナーへ。 トップの#7号車をパス。 トップに躍り出ました。  そこからはぐんぐん逃げ、2周目にはファステストラップを記録。 しかし3周目辺りから雨脚が強くなってきて、なかなか難しい路面コンデションになりました。 コースオフしない事に細心の注意を払いつつ、何とかトップでチェッカーを切ることが出来ました。


昨年同様のEgオイルはフルテック5w40。M/TオイルはBLS。ブレーキフルードにHTXを使用しました。 
中でも特筆すべきはブレーキフルードのHTX。 金曜日の練習走行時にエンドレスの開発の方が走行直後にブレーキの温度のチェックをしていましたが、パットの残量の少なさと路面温度、タイヤの磨耗具合から600℃近くに上昇していました。パットは反り返り、ローターはクラックが入っているような状態でしたが、フルードの沸点到達はみられませんでした。 日本で一番ブレーキに厳しいといわれるもてぎですでに自分自身3年使用しているHTXフルードの品質の高さに改めて驚かされました。


次戦の第2戦は8/28東コース(ショートカット)になります。 昨年同様かなりの暑さが予想されるので、今年から使用しているハンコックタイヤのセットを早く見つけ、是非ポールトゥウィンを達成したいと思います。 
今後ともよろしくお願いします。」




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