2019 AUTOBACS SUPER GT ROUND 1 (決勝)

f:id:elf_lub:20190423115456j:plain

2019 AUTOBACS SUPER GT
ROUND 1 岡山国際サーキット

開催地:岡山国際サーキット岡山県)/3.703km
4 月14 日(決勝)天候:雨 コースコンディション:ウェット 観客数:17,400 人

決勝レース(82 周) 4 月14 日(日)14:30~

f:id:elf_lub:20190423113135j:plain

 予選が行われた土曜日は、最後までドライコンディションが保たれていたが、日曜日になって天候は一転。それも昼前から降り始めた雨は徐々に勢いを増していく。ウォームアップで、このレースウィーク初めてウェットタイヤを装着して走り、併せてタイヤ選定も行われることに。
 スタートを担当する織戸選手から走行を開始し、2周の計測で1 分45 秒201 をマーク。続いて永井選手が乗り込み、そのまま最後まで走行することに。若干ではあったが、雨足が弱まったこともあり、徐々にタイムを上げていくことができたのは、少なからぬ収穫となっていた。この後のスタート進行中にいったん雨はやむのだが、路面は濡れたままであり、なおかつ降らないというのはあり得ないというのが、チームの判断。肝心なスタートを間近に控えて、再び雨が降ってきたこともあり、ギャンブルは避けてウェットタイヤでのスタートとした。

f:id:elf_lub:20190423113304j:plain

 レース開始はセーフティカースタートで。だが、「#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT」は、始まって1周でピットで戻ってくる。原因はABS のトラブル。織戸選手をもってしても、コントロールが厳しい状態になっていたためだ。メカニックによる懸命の修復が行われる中、コースでは多重クラッシュなどアクシデントが続発する。刻一刻と時間が経過していく中、SC 先導でスローペースとなったばかりか、13 周目には赤旗も。50 分間ほどの中断もあったことから、復帰できれば規定周回を満たせるかもしれない。

f:id:elf_lub:20190423113341j:plain

 そんな思いが通じ、レース開始から2時間近くを要したものの、トップが19 周目に到達したところで「#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT」は復帰がかなうことに! もはやライバルの脱落無くしてポジションアップは果たせぬ遅れだったが、完走に向けて必死に周回を重ねていく織戸選手。だが、それから間もなくGT500 でトップを争う車両に接触があり、1台がコースアウトしたことからSC ランがまた実施される。そればかりかGT300 の車両にモスS でのスピンがあり、天候回復の見込みがないことから31 周目に再び赤旗が出され、やがてレース終了の発表が……。
 11 周の走行に留まった「#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT」は、残念ながら完走扱いにはならず。だが、復帰なった場所は上位陣の合間、決して引けを取らぬペースで走り続けていただけに悔いが残る。
 次回のレースはゴールデンウィーク真っ只中の5 月3.4 日、富士スピードウェイで開催される。今回の無念を一気に晴らすレースとなることを期待したい。

永井 宏明選手
f:id:elf_lub:20190423113826j:plain

 ドライバー交代も無くレースを戦えなかったが、このコンディションを見て中止は良い判断だったと思います。寒い中、観戦に来てくださったファンの皆様に申し訳ないです。次の富士は晴れて、ファンの皆様が楽しんで頂ける様に天候にも期待です。

織戸 学選手
f:id:elf_lub:20190423113916j:plain

 みんなが、とても楽しみにしていた開幕戦。天候により過去に例が無い終わり方をしてしまったが、主催者側、エントラント側での良い判断だったと思う。多くのクラッシュが出てしまったのも事実。30 号車も多くのストーリーがありました。決勝のスタートが切れなかったのも、もしかしたら何か意味があったのかも知れない。本当に暖かい応援ありがとうございました。次は富士です、めいっぱい皆様にもレースを楽しんで頂けるように準備いたしますので、応援よろしくお願いいたします。


金曽 裕人監督
 突然、ブレーキシステムが漏電で機能しなくなってしまったのが、スタート直後にピットに戻した原因です。新しい部品に対して、防水対策がされていなかった事が要因。想定が甘かったと反省しています。最後まで走ることができたら、素敵な結果がついてきたかもしれませんが、織戸選手でさえ「この雨量は、リスクいっぱい!」って無線で伝えてきたほどの状況。残念ですが仕方ありません。ただ、少ない周回の中でしたが、クルマのバランスの良さは確認できたので、次の富士で少しでも巻き返せるように努力惜しまずです。

f:id:elf_lub:20190423113947j:plain

2019 全日本トライアルR-1 近畿大会 参戦レポート

TEAM MITANI

2019 全日本トライアルR-1 近畿大会 参戦レポート

「IB ルーキーデビュー初出場2 位表彰台!!」


★2019 年度 全日本トライアル選手権 新体制紹介
TEAM MITANI Honda : HRC クラブMITANI 監督・三谷 知明
VERTIGO with MITANI:GASGAS with MITANI 監督・三谷英明
TEAM MITANI Honda マシン:RTL300R
小川友幸
HRC クラブMITANI マシン:RTL300R
村田慎示 冨名腰慶亮 山中玲美
VERTIGO with MITANI マシン:COMBAT VERTICAL3.0
柴田暁 武田呼人
GASGAS with MITANI マシン:GASGAS PRO300racing PRO125racing
氏川政哉 廣畑伸哉 福留大登 井之前拓実
出場選手権:全日本トライアル選手権(全7 戦)
世界選手権ストライダ日本グランプリ CITY TRIAL
● 国際A級スーパークラス
ライダー : 小川友幸(42 歳) 柴田 暁(30 歳) 氏川政哉(16 歳)
マインダー&サポート :田中裕大&川村道徳(小川友幸選手) 田中裕人(柴田暁選手)氏川湧雅(氏川政哉選手)
● 国際A級クラス
ライダー : 武田呼人(17 歳) *村田慎示(45 歳) 冨名腰慶亮(25 歳)
マインダー&サポート : 南山敏宏&北山将司(武田呼人選手) *上田万法(村田慎示選手) 冨名腰直人(冨名腰慶亮選手)
● 国際 B 級クラス
ライダー : *小倉功太郎(19 歳) *井之前拓実(19 歳) 福留大登(13 歳) 廣畑伸哉(14 歳)
マインダー&サポート : *小倉暁(小倉功太郎) 井之前正輝(井之前拓実) 福留良太(福留大登選手) 廣畑佳伸(廣畑伸哉選手)
● レディースクラス
ライダー : 山中玲美(23 歳)
マインダー&サポート : 山中勉(山中玲美)
*印はスポット参戦での計画となります。

2019 R-1 TEAM MITANI Honda HRC GASGAS Vertigo パドック

f:id:elf_lub:20190423100411j:plain RACE DATA
■開催日:2019年 4月 14日
■開催地:和歌山県・湯浅トライアルパーク
■観客:1,050 人■気温:15 度■天候:曇りのち雨
■競技:10 セクション×2 ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:5 時間20 分(10 セクション×2 ラップ)

● 国際A級スーパークラス
☆3 位☆:小川友幸 5 位:柴田暁 6 位:氏川政哉
● 国際A級クラス
4 位:武田呼人 6 位:村田慎示 28 位冨名腰慶亮
● 国際 B 級クラス
☆2 位☆:広畑伸哉 31 位:福留大登 欠場:井之前拓実
● レディースクラス
4 位:山中玲美

(R1 近畿大会)
2019 は毎年恒例の開幕戦真壁での開催はなくなり、4 月に近畿で開幕となりました。湯浅はこれで3 年目、昨年に続き天気予報は雨で強風との予報。鈴鹿市を朝5:30 に出発して約3 時間 8:30 に会場に到着 まだ桜の残る山の中は春のロケーション。
雨が降ると沢がすごく滑りやすくなるのが特徴の会場。しかしセクションは簡単な設定のまま雨も降らずに終わる意外な展開となった。

f:id:elf_lub:20190423101520j:plain

● レディースクラス
今年初挑戦:山中玲美 23 歳
HRC クラブMITANI RTL260F
全日本レディース挑戦 2 年目を迎える。
シーリーズランキング2 位を目標に飛躍を狙う。しかし今年は2017 年のランキング3 位小谷選手(IB)がフル参戦してくるので、3 位を維持するのも厳しくなるかもしれない、山中選手にとって正念場を迎えるシーズンとなる。開幕戦は4 位スタート。きっかけをつかんで飛躍できる事を応援する。

f:id:elf_lub:20190423101527j:plain

● 国際 B 級クラス
2018GC 5 位ルーキー:広畑伸哉選手 14 歳
GASGAS with MITANI PRO125racing
久々のルーキー登場。トライアルを始めたのは昨年8 月!!7 ヶ月そこそこのトライアル歴。全日本デビュー戦でいきなりの2 位を獲得する。スーパールーキーだ。しかも周りは250-300cc を乗るライダーに125cc で挑んでいる。1 位が減点3 点に対して6 点とわずかな差での2 位。楽しみすぎる14歳登場です。

f:id:elf_lub:20190423101535j:plain

2018GC 6 位ルーキー:福留大登選手 14 歳
GASGAS with MITANI PRO125racing
今回は31 位となったが、広畑選手の仲の良い友達でも有り、良いライバルでもある。同じ年で福留選手もトライアル歴1 年に満たない。スーパールーキーだ。2 人ともバイクトライアル(自転車)出身。今後の福留選手、広畑選手を脅かすライバルになること間違いなしだ。

f:id:elf_lub:20190423102033j:plain

● 国際A級クラス
IA3 年目:武田呼人選手 17 歳
VERTIGO with MITANI Vertical300
IA3 年目を迎える。タイトルを目指して!!高校生活の最後をかけて挑む。新しいマシンも気に入っていて、調子も良くてレベルも上げてきている。開幕戦は4 位。目標に向けては不本意な順位だが、シリーズ戦最終戦でタイトルとるための結果だと受け止めて今後のシリーズ戦を戦って欲しい。

f:id:elf_lub:20190423102341j:plain

ベテランライダー:村田慎示選手 45 歳
HRC クラブMITANI RTL300R
今年も全日本参戦を決めて上田アシスタント共に結果にこだわる試合展開で上位を目指す。今回は4sec で痛恨のコースミス・・・・・が無ければ2位というポジションだ。まだまだ上位を狙える実力は健在。また表彰台にくいこむ活躍を期待したい。

f:id:elf_lub:20190423101549j:plain

沖縄出身初の国際A 級ライダー:冨名腰慶亮選手 25 歳
HRC クラブMITANI RTL300R
就職のため活動拠点を栃木に移して半年。なかなかトレーニング、乗り込みも満足できない状態で一時はまともに走れないんじゃないかと心配しました。しかし走りを所々みましたが、国際A 級の走りをできていたから一安心。そして結果も昇格組では1 番の28 位。15 位圏内まではまだ遠いですが、今後満足に練習できる時間ができてくればポイント獲得の可能性は十分だ。

f:id:elf_lub:20190423101557j:plain

● 国際A級スーパークラス
前人未踏6 連覇チャンピオン:小川友幸選手42 歳
TEAM MITANI Honda RTL300R
新しいチーム「TEAM MITANI Honda」と共に新たなシーズンを迎える。7 連覇を獲得する目標にむかって始動。しかし開幕戦は予想外にイージーセクション、上位陣にとっては神経戦過ぎる設定。調子が悪いのか良かったのかわからないまま終わった感じだ、たった一回のミスで勝負がついてしまう結果となった。シリーズ戦の1 戦1 戦が最後の結果になる、新チームに初勝利がまずは欲しい!小川選手の絶対王者の走りをそしてスーパークラス上位陣の魅力的な走りを見てもらえるようなセクション設定にも期待したい。

f:id:elf_lub:20190423101605j:plain

Vertigo エース:柴田暁選手 30 歳
VERTIGO with MITANI COMBAT VERTICAL3.0
今年も柴田選手、意識全開 やる気全開でのシーズンin だ。シーズンオフにもみっちりトレーニングしていた。そして新しいマシンとの相性も今までで最高レベルという。しかし周りを意識しすぎている、もっと自分だけのレースをするようにすれば、柴田選手はもっと良くなる。メンタルがずっと弱いから、メンタルを強くと、取り組むのもいいことだと思うが、苦手なことを克服するより得意なことを伸ばした方が近道になる場合もある。柴田選手独自の結果にこだわれる、もっとも適した試合展開(自分のレース)を見つけるべきだ。良い走りしているから期待度は大きい。

f:id:elf_lub:20190423101613j:plain

IAS2 年目ルーキー:氏川政哉選手 16 歳
GASGAS with MITANI PRO300GP
3月中旬 「突発性難聴」という病い、片耳がまったく聞こえなくなる。バランスはとれない、ふわふわしている、吐き気がするなどのスポーツできない状態まで悪く。10 日間点滴と休暇を取り治療に専念するもまったく治らないまま、今回の開幕戦を迎える最悪の事態となる。大会中の走りは序盤、誰もがクリーンの所で2 点の足つき、ふらふらした足つきは多々ある。しかし大きなミスはしていなかった。10番くらいに、はいれれば・・・少しでもポイントをと願った。なんと途中結果はスペシャルステージ残して4 位と同点の5 位!!びっくりだ。応援に来てくれた地元の先輩方のおかげもあり頑張ってくれました。スペシャルステージで6 位にはなったものの期待以上の活躍をしてくれた。

***もしこのレポートを読んでいただいた方の中にこのような耳の病気から、このようにしたら復活できたとか情報をお持ちの方がお見えになればおしえていただけると助かります、参考にさせていただきたいです 宜しくお願い致します。***

R-1 表彰式

f:id:elf_lub:20190423101433j:plain

TEAM MITANI 代表三谷知明

JPBA Aquabike Japan Championships 2019 Round 1 二色の浜大会

日時:2019年4月13日(土)~14日 (日)
場所:大阪府貝塚市二色の浜海浜公園
天気:13(土)予選 晴れ、14(日)決勝 曇りのち雨

エルフサポートライダー成績

SKI DIVISION GP1クラス

1位 竹野下正治(#70 マリンメカニック)
6位 海老原祥吾(#81CLEVER Water cross team)
15位 山本陽平(#60 Team YRF)
- 藤井亮平(#72 RACING TEAM EAST JAPAN)

R/A GP1クラス

3位 生駒淳(#86 pound one racing)
5位 三上定裕(#81 Ace Japan)
7位 佐川隆(#22 YASUHIKO Racing)
10位 砂盃肇(#87 マリンメカニック)
11位 千木良真之(#96 マリンメカニック)

SPORTS GP1クラス

2位 片野丈一郎(#76 BELL FACTORY)

生駒淳選手コメント

AquaGAMEは15分+1周ルールなので、マシンにもライダーにも非常に過酷ですが、海外戦を意識した大会なのでとても良いテストにもなります。

土曜日のHEAT1
スターティンググリッドはアウトコースの外から3番目でアウトコースの1番で合流は2番でした。2周目で1艇抜きトップになり、後はマシンを壊さないようにペースを落とし、後続艇との距離を見ながら走っていたのですが、10分位過ぎたところで何故か?ズッポリ潜ってしまい、その間に後続艇に抜かれてしまいました。そこからもう1度ペースを上げ抜き返し1位で無事ゴールする事が出来ました。

14日
日曜日のHEAT2
スターティンググリッドはインコースの1番イン側でした。
スタートは上手くいった!と思ったのですがトップスピードが出ず、おかしいなーと思いながら走っていたのですが合流は4番でした。その後1艇リタイヤし、更に1台パスし2位まで上がったのですがドンドン調子が悪くなってきたので2位のままでもゴールしようと前艇を追うのをやめペースを大分落としてゴールを目指したのですが途中でエンジンが止まってしまい、敢え無く途中でリタイヤになってしまいました。

午後のHEAT3
もう直す時間も無いのでJJSF用の2019FXで走る事になりました。GPマシンではありませんが15分あれば後ろからコツコツ上がっていく自信はあったので不安はありませんでした。スタートはアウトコースの真ん中で、出た瞬間にGPマシンに置いて行かれアウトコースの3番目で、合流は6番か7番あたりだと思いますが前は全然見えませんでした。
そこから1台ずつコツコツ抜いて行き2番までは順当に来たのですが、トップ艇は速く、チョイスが全く使えないので何度インコースに行っても、まったく抜けませんでした。仕方が無いので、どういつコースで抜く方に切り替えずっとクロスラインで詰めていきチャンスを伺っていました。途中で周回遅れが絡んで来たのでここだと思い抜きに行き無事1位になる事が出来ました。JJSF用のFXで1位になれたのは本当にうれしかったですが、それだけ新しいFXの出来が良いと言う事だと思います。

結果的にはHEAT1が1位、HEAT2がリタイヤ、HEAT3が1位で総合3位と言う結果になりました。
今回も応援頂きましたスポンサー様、皆様ありがとう御座いました。
次戦は今週末のタイシリーズ戦の第2戦になりますので、また応援宜しくお願い致します。

片野丈一郎選手コメント

Aquabike Japan Sports GP R1 2位という結果で終わりました。
Heat1ではマシントラブルによりリタイアで、Heat2では1位で総合2位でした。
World series(ベルギー、アメリカ、タイでの3戦)への参戦が確定したのでWorld Championをとれるようしっかりと日本で準備していきたいと思います。
チームメイトやスポンサー様、関係者の皆様ありがとうございました。
これからも応援の方よろしくお願いいたします。

フランスのクラシックカーショーのエルフブースを案内します

POA(Petites Observations Automobiles)のルノー氏が、 フランスのクラシックカーショー(Retromobile Officiel 2019)のエルフブースを案内します。最後のエピソードはブラフ・シューペリアについてです。 フルバージョンをご覧いただきたい場合はこちら (英語)https://www.youtube.com/watch?v=7PHe0iQpTI4